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PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
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2022年6月の記事一覧

腸腰筋を機能させるトレーニング

体幹(腰椎)と下肢を繋ぐ唯一の筋(Th12-L4椎体・横突起-大腿骨小転子)である腸腰筋(大腰筋)は、身体重心位置(仙骨中央付近|S2)をまたぐことから、姿勢をコントロールする上で非常に重要な役割を果たす筋であると考えられます。 腸腰筋の機能を最大限に発揮することで、いわゆる体幹と下肢が繋がった動き・股関節を使える状態を獲得することができます。 ❶腸腰筋ストレッチ腸腰筋の作用|股関節屈曲角度によって変化する 腸腰筋の作用から、股関節の伸展・内旋にてストレッチすることが可

スクワットフォーム再考

トレーニングの王道であるスクワットでは筋力強化、パワー向上を目的として行うことが多いと思いますが、フォームが不適切な状態で行うと、一部の負荷が強くなり障害につながったり、または思うように効果が得られなくなります。 そのためどんなトレーニングもそうですが、フォーム修正を徹底的に行い、障害発生のリスクを最小限にし、トレーニング効果を増大させていく必要があります。 今回は、スポーツ現場に限らず臨床でも多く用いられるスクワット動作について、各関節の構造を理解・評価し、必要な可動性