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PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
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2021年8月の記事一覧

神経系を考慮した筋コンディショニング

脚の筋肉が攣り動かせない、肉離れをしていないが伸ばすと痛い、力が入りにくなど筋のコンディション不良を経験することはないでしょうか。 筋痙攣は脱水・電解質不足・疲労など様々な要因が背景としてあるのではないかとされていますが、決定的な原因は解明されていません。 またスポーツ現場で多く遭遇する、いわゆる肉離れをしていないが伸ばすと痛い、力が入りにくいという現象を多く経験します。 これらは明らかな器質的問題がないことから、対応に困ることはないでしょうか。 今回はそれらの問題に対し

膝関節を安定化させる半月板アプローチ

膝関節の構造上、骨による安定化が得られにくいため、周囲組織による安定化が必須となります。 特に膝関節では可動性を有する半月板があることから、半月板が膝関節運動に伴い可動することで膝関節の安定化を担っています。 その反面、周囲組織の滑走不全により半月板の可動性が低下することで、膝関節に加わる応力が分散できず、周囲組織の損傷をきたす可能性もあります。 膝関節運動の適正化を図るために、周囲組織の滑走性が改善することで半月板の可動性の適正化を図り、膝関節の構造的な安定化が得られる

膝関節障害予防のための復帰基準|DNVの改善

膝関節疾患を誘発する代表的なマルアライメント・マルユースであるKnee-in(膝関節外反+下腿の内側傾斜)は、前十字靭帯損傷や半月板損傷に限らず、膝関節周囲の軟部組織に伸張、圧縮、剪断ストレスを加えることで、様々な膝関節疾患を引き起こすとされています。 またKnee-inは膝関節機能の問題に留まらず、他関節の機能異常により誘発されるとされていることから、全身機能を評価して改善を図る必要があります。 ▶︎Knee-inの改善方法はこちら スポーツ活動中において 身体アライ