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PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
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2020年4月の記事一覧

股関節と体幹の運動連鎖

股関節を動かす際に体幹も連動します。 連動するとはどういうことか。 お互いの動きがもう一方の動きを阻害しない事 と考えます。 末梢もしくは中枢の動きに制限がある場合、お互い代償的な動きが出現することになります。 股関節を動かす際には隣接する骨盤帯含めた体幹が連動するため、体幹を固定して股関節を動かすだけでなく、一緒に動くことも必要になるのではないでしょうか。 つまり股関節を使える様にする場合、 連動することを意識したトレーニングが必要になると考えます。

バランストレーニング再考

バランスが良いとは 固定|不安定な状況にならない様に、その場に止まろうと身体全体に力を入れること。 安定|不安定な状態でも、四肢・体幹で釣り合いをとること 姿勢が崩れそうになった時に、筋肉に力を入れてバランスを保つことが続くことで、その筋肉は過剰に働く状態が続いてしまいます。 また方向転換などにおいて必要以上の筋肉の活動は、円滑な動作の妨げとなってしまいます。 一部の関節の動きの低下は他の関節でかばうことになり、釣り合いが崩れることで、筋肉は過剰に働き姿勢を保とうとします

腸腰筋機能最大化

体幹と下肢を繋ぐ唯一の筋である腸腰筋(厳密に言うと大腰筋) また身体重心位置をまたぐことから、姿勢をコントロールする上で非常に重要な役割を果たす筋と考えられます。 更に横隔膜と連結することから呼吸機能にも影響を及ぼします。 様々な観点から、腸腰筋の機能を最大限に発揮することで、いわゆる体幹と下肢が繋がった動きを獲得することができます。