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L-tra.|障害予防→パフォーマンスアップ情報配信

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スポーツ指導者のためのトレーニングマガジン!野球・サッカー・バスケの現場で活躍するトレーナー(理学療法士・柔道整復師)が、各競技に特化した「怪我予防のためのストレッチやトレーニン…
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#バスケ

怪我を防ぐ股関節・体幹のセルフケア

スポーツにおいて股関節・体幹の重要性は言うまでもありません。バスケットにおいても、股関節・体幹が機能している状態=力が発揮しやすい状態を維持することは怪我の予防、パフォーマンスの維持・向上にとても重要です。今回は股関節・体幹の力を発揮させるための、練習後のケアについてお伝えしていきます。 股関節と体幹のケアで必要な知識股関節はソケットとボール状の関節で、周囲は靭帯や筋肉に覆われ、股関節の外側には多くの筋肉があります。股関節は外側の筋肉が柔軟に動くことで、スムーズに動かすこと

ハイアーチと扁平足の身体の傾向とセルフケア

足の形は一人一人違います。足の形によって、 「重心のかかり方」 「動き方」 が異なるため、「身体の硬くなる部位」や「痛みの出方」が違います!! そのため、セルフケアの方法は一人一人違います 足の形からある程度動きの傾向を分けることができ、身体の動きをよくすることができます!!今回は、ハイアーチと扁平足の身体と動きの傾向を紹介し、日々のセルフケアに役立てていただければと思います!! <ライター紹介> <Twitter>▼ ぜひフォローしてみてください!! <マガ

足首捻挫 予防・改善のためのセルフケア

<ライタープロフィール> <Twitter>▼ぜひフォローしてみてください! 足首の怪我が原因で 「パフォーマンスが低下した」「大怪我をしてしまった」「他の部位の痛みが出てしまった」 このようなことはスポーツ選手は非常に多いです。 足首がこのような状態なのに「何をしたらわからない」人は多いのではないでしょうか? 足の骨は片側28個あり、足を構成しています。足は地面に対して自由に動くことで衝撃を緩衝し、蹴りだすときは足を硬めて推進力を得ることができます。 足はよく

地面を蹴り出すために必要な足首の動きとは!?

スポーツ指導者とお話をすると ある選手が 「床を蹴れていない」「蹴り出しが弱い」 などの相談や悩みを聞くことが非常に多いです。 また、捻挫後の選手と話をすると 「ジャンプができなくなった」 「うまく蹴り出せなくなった」 など、訴える選手も多くいます。 スポーツには欠かせない「地面を蹴る」 確かに強く蹴るためには筋力が必要です。 しかし、筋力だけではなく足首の可動域や安定性が必要不可欠です。 床を蹴るために必要なパーツ(機能)が揃っていないと床を蹴ることは

捻挫はなぜ癖になるのか!? -予防したいCAIとは-

<ライタープロフィール> <Twitter>▼ぜひフォローしてみてください 「捻挫が癖になった」 スポーツ現場ではよく聞かれる言葉だと思います。 足関節の捻挫はスポーツ競技に見られる足関節障害の中で、最も多く発生する怪我です。 最近では、 渡辺雄太選手がワールドカップ前の合宿で捻挫をし、復帰をするまで数週間要していました。 このようにプロでも、アマチュアでも、レクリエーションレベルでも、スポーツをしていれば誰にでもあり得る怪我の一つです。 しかし、 その一

足首が曲がれば、動きが変わる!ースポーツ選手に多い足首の硬さー

足首の動きはストップやステップ動作に大きな影響を与えます。 この動画では足を曲げて行った際に膝が内側に動く<Knee-in>が出ています。 これらは足首の硬さにより引き起こした不良な動作です。不良な動作はもちろん痛みやパフォーマンス低下を引き起こします。 選手からしばしば 「足首が硬いとダメなんですか!?」 「硬いと何がダメなんですか?」   と質問されることがありますが 足首が硬いと怪我をしやすく身体の動きに影響を与えるため、足首の可動性は維持しなければいけません!

一人でもできる!捻挫の初期対応

病院に訪れる捻挫をした選手の多くは 「捻挫したけど、特に何もしていない」 「何すればいいか、わからなかった」 「対応してくれる人がいない」 と回答をすることが非常に多いです。 このように、捻挫を放置してしまうと慢性的に痛みを引き起こしてしまったり、捻挫癖になる可能性が高まります。 そして更に    捻挫が原因でパフォーマンスの低下を引き起こし兼ねません。 捻挫癖について書かれていますので、まだ読んでない方は是非読んでみてください!! 捻挫癖は「捻挫した直後

足首をひねった!これは骨折?捻挫?—骨折の現場判断について—

  捻挫は 「相手の足を踏んでしまった」 「切り返す時にひねってしまった」 「ジャンプの着地に失敗した」 など受傷シーンは様々です。 これはステフィン・カリーが捻挫をしたシーンです。 捻挫は「足首をひねる」際に受傷しますが、足首の骨折も同様に「足首をひねる」ことで受傷し、 受傷シーンを見るだけでは捻挫なのか、骨折なのかを判断することはできません。 もし骨折であった場合、早急に処置をしなければ骨折部が悪化し、さらに治るのに時間がかかってしまいます。 最近では

オスグッドの予防 -姿勢・フォームの修正 編-

今回はオスグッドの原因となる姿勢・フォームについてお話しさせていただきます!! 成長期になると骨が急激に重く・長くなることで身体がアンバランスとなり、姿勢やフォームが崩れることが多々あります。 また中学生から本格的にスポーツを始める子も少なくないため、怪我の予防に良い姿勢や正しいフォームの獲得はとても重要となります!! 「姿勢・フォームを改善する」というと難しく考えてしまいがちですが、 「固いところを伸ばす」 「動かないところを動かす」 というシンプルな考えで良い

オスグッドの予防ー前ももを柔らかくする方法—

前回の話で、オスグッドの原因は大腿四頭筋(前もも)の硬さと不良姿勢であることがわかりました。 今回は、大腿四頭筋の柔軟性を改善するためのポイントをお伝えし、日々のケアや予防トレーニングのメニューとして参考にしていただければと思います。 前回のおさらいです。 大腿四頭筋(前もも)の柔軟性テスト 方法:①お尻が動かないように抑える    ②反対の手で足首を持ち膝を曲げる    ③前面に伸長感が出たら計測    ④踵とお尻の距離を測る 踵とお尻の距離が5cm以

オスグッド・シュラッター病について

はじめまして! 千葉県内の整形クリニックで理学療法士 都内大学バスケットボール部でトレーナー活動をしている 岡野良介と申します。 私は、バスケットボールが好きで、バスケットボールに関わりたいと思い、現在までスポーツ現場で活動をしてきました。 微力ではありますが、スポーツ指導者や選手の方々にとって為になる情報をお伝えできればと思います!! 今回は成長期で起こりやすい、オスグッドについてお伝えします。 オスグッド・シュラッター病(以下|オスグッド)は成長期のスポーツ