2020年の「よかったこと」まとめ

駆け込み2020年買ってよかったものの話。


 noteのアカウントを取ったままろくに本も読んでいないためアウトプットできず、「何度もブルースクリーンで落ちていくネトゲの友人を見ていた話」という表題で何かを書こうとしていた過去の己の気配を垣間見た。

 これは今年もゲームやゲームやゲームにかまけて読書を怠った人間が書く、語彙力を失ったレビューである。


 まず2020年買ったもの。今まで割と出費を抑えて生活していたのもあり、今年は派手に散財したように思う。
 その引き金になったのは「消費者還元5%」の存在に尽きる。
 これに滑り込むように、まずは7年ぶりの新規パソコンを買う。
 元々物持ちは良いものの、Intel第四世代のCPUと蒼天(2016年くらい?)で導入したSSDに、代わる代わるで上げていったGTX660→GTX970のグラボでよく頑張ったと思う。
 過去の経験から、自作PCはパーツをとっかえひっかえすれば最大7年戦える。
 その間、車での輸送を何回か挟んだにも関わらず、HDD故障が一回も起きなかったことは幸いとしか言いようがない。この辺りは運で生きていると実感する。

 そこから一転してZen2で瞬く間に市場を制圧したAMDに乗り換え、更にBTO業者ではなく、一から自分で組み立てる完全自作となった。換装はすれど 実際にすべてを組んでいくのは実は初めてのことであった。
 新規マシンのこだわりはケース。
 オタクあるあるのCDもDVDもBDもとりあえず現物を手に入れる人間なので、5インチベイをUSB接続するという選択肢はなかった。そもそも部屋片づけや机周りの整理整頓が壊滅的にできないため、外付けにした場合にコードから何から置く場所に困る。絶対に後々面倒くさいことになるのは目に見えている。
 というわけで5インチベイを乗せられつつ、「ちょっとだけゲーミングにしたいなー思いっきり光らなくてもいいなーでもなー」とも思っていたのでサイドパネルは透明でなくてはならない。
 この時点で選択肢が絞られて、静音性のないものかそうでないものかのどちらかに迫られたので、先代マシンの難点だった騒音が気になって静音性のあるPCケースを選ぶ。それがFractal Designの『Define R6』。フロントパネルが開く上に自分で開く方をカスタムできるのがもうロマンでしかない。
 購入を決める際、既にコロナの影響で物流が滞り(現在在庫復活しているので恐らく)、国内の在庫がほぼ存在しない状況に追い込まれる。探し回って見つけたガンメタルのケースをなんとか入手。
 マザーやらなにやらは勝手によその自作レシピを参考にさせてもらいつつ、光るメモリと光るグラボと、ちょっとだけ光る簡易水冷とで今に至る。
 ちなみに今現在、Ryzen5000台シリーズの性能を見てちょっとだけ泣いたりしている。ついでに3070の下落にも泣いた。
 そして元々使っていた7年前のゲーミングモニターがDP未対応だったためにモニターまで新調した。
 この辺りは記録として追々書いていきたいところ。


 次いで手にしたのはギター。エレキの方。Squierのテレキャス。
 年に何回か猛烈にギターが欲しい!! ギター弾きたい!! 練習したい!! という衝動に駆られて身内に「いらないギターない?」と聞いては「いらないギターなんて(この世に)ない」と怒られ続けていたりした。
 これがコロナ影響下での暇さで爆発し、加えて前述の消費者還元が終わる寸前の駆け込みに背中を押されてついに買ってしまった。
 youtube等でギターの音だけを聞いて何となくストラトの柔らかさが好きだなーと思っていたのだけれど、本当にそれでいいのか? と自問自答を繰り返し、友人に相談し、ついに気づいてしまった。
 好きなバンドは大体テレキャスなのである。というかほぼテレキャス。
 その事実に気づいてからは安心してテレキャスを選べたし、色も薄い色が良いなとぼんやりと思ってたら好きなバンドのギターの色が脳裏に焼き付いていただけである。
 届いてからは毎日練習していたものの、FF14のアップデート等が来て未だにコードの練習中で止まっている。


 そして2020年最も買ってよかったもの……を通り越して、本当は買ってはいけなかったのでは? と思うもの。
 HTC Vive、無印。
 コロナ禍以下略で何かの拍子にBeatSaberの動画を見てしまって、取りつかれるようにそのままあらゆる動画を見まくり、更には近場にPSVRのBeatSaberをやらせてくれる人が現れてしまったため、お邪魔してぶんぶん振り回しているうちに確信した。
 これは家で、自分の好きな時間に、好きなだけ、好きな曲をやるべきだと。
 そんなわけでVR機器探しから始まるのだけれど、FF14で充分に充実した日々を送っていたこともあるので一切興味がなかった。完全フルダイブ型VR機器が出てきてからが本番でまだまだ先だろうと思っていたくらいである。
 インサイドアウト、アウトサイドイン、更にフルトラッキングとは何なのかをすべて一から調べつくして辿り着いた結論が、
 『動画で見るように全身のアバターを動かすためにはHMDとコントローラーに加えて3つのトラッカーが必要であり、3つのトラッカーを捉えるためにはベースステーションが必要になり、アウトサイドイン型のVR機器が最も適している』
 というもの。
 当時の認識から情報更新を行っていないので、多分色々なやり方でquest2等でもフルトラできるんじゃなかろうか。己の機器以外は全く調べる気がないし、フルトラを実現するには最低でもベースステーションは必須になるし、あまりにもディープな世界で、エオルゼアからのながら生活で追いつけるだけの世界ではないのを痛感している。
 こちらも国内在庫がないのか、そもそも世界的に存在しないのか不明ではあるけれど、ちょこちょこ見てきた結果、恐らく手に入る範囲で最後であろうViveの未開封新品アウトレット品を手に入れてしまった。
 その後フルトラッキングを目指してトラッカーを探すも、世界情勢以下略で国内に在庫がなく、Vive本体はあるものの最短9月の見込みで予約手配をすると何故か8月くらいに前倒しで届いた。ありがとうヨドバシカメラ。Acerのモニタを前倒しで届けてくれたのもヨドバシカメラ。ありがとう。
 それからは14のパッチが遅れるのをいいことに、14を早めに切り上げてBeatSaberをやったり、身体的な限界が来るまで休日の時間を費やしたりしてプレイしている。

 同時にクッキー缶にもはまったので、クッキーを食べた分だけBeatSaberで消費すればいいや思考に陥り、体重が増えたりなどした。(※自分で意識して動かない限り腕だけ振るゲームになるので。)
 加えて、ゲーム全般に言えることでもあるが、やり始めたら満足するまで徹底的にやるために肩が上がらなくなったり、筋肉痛になったり、まあ色々とちょっと危ういことにもなった。
 が、従来のゲームと違うのが身体的な限界によって続行不可になるため、寝食を忘れてやるとか、睡眠の限界突破をしてやり続けるとか、そういうドーピング系での無茶が一切効かないのは良かったなと心から思う。
 腕が上がらない、肩も上がらない、やめる。これで終われるのは本当にとてもよかった。MMOとか眠気の限界が来るまでやる。
 ちょっとだけ体力じみたものがついたのも個人的にはやってよかったなポイントのひとつではある。
 それに加えて、部屋が前よりもちょっと綺麗になった。
 というのも、VR機器で遊ぶ際にはある程度の部屋の広さが必要で、尚且つヘッドマウントディスプレイで視界を置き換えてしまうため、周囲に障害物等があってはならない。
 そのため、前述のとおりの片付け下手くそ人間でありながら、ゲームだけは人一倍のめり込むこともあり、「BeatSaberを快適にやるために」と、己にできる最大限のことを尽くすようになった。
 故にBeatSaberをやり始めてからは足の踏み場もあり、断捨離がちょっとだけできるようになって、14の新規コンテンツ追加パッチのタイミングでは壊滅的に部屋が汚くなった。が、パッチが落ち着いたらBeatSaberもやり始めるので自然と「やや片付いている部屋」が維持されるようになった。
 これは本当に、片付けのできないことに対する劇的なライフハックだったと思う。
 まあ、もう本棚に隙間がないからベッドのフレームの上に本が山積みになってるんだけど、それはそれ。BeatSaberに支障がなければ何一つ問題はないのである。


 そしてつい先日のことではあるが、ついに確実な推しが出来てしまった。
 Vtuberに対してもVR機器と同様に興味がなかったし、今もないのだけれど、BeatSaberをかっこよくプレイするプレイヤーさんにドはまりしてそのプレイスタイルを日々研究することとなった。
 ところで、Vtuberにはまる人はどこが……実況者にはまる人はどうして……とその動機や理由が全く分からなかったのだけれど、うっかりコメントをした際に、超かっこいいプレイヤーさんが己の名を呼んでくれた時に気づいた。これは沼だ、と。いやまあもう多くは語らないけどあの瞬間にすべてを理解した。
 しかしBeatSaber界隈は面白いもので、フルトラッキングのプレイヤーでありながら、Vtuber知らない、わからない、が多いように思う。
 というのも、恐らくBeatSaberの性質上、一人称視点でのプレイ動画や配信をするとほぼほぼ確実にゲーム酔いと向き合わざるを得なくなるからだ。
 私もVRのガワを用意したのは、配信上の酔いを無くし、3人称視点で安定してゲームプレイ画面を見せる方が、ゲームの面白さを伝えるのに最適だったからだ。
 故に、VRのガワを使っているけれど、特にVの人間になったつもりは一切ない。同じようなことを有名なBeatSaberプレイヤーも言っていたので、まあたぶん界隈結構そういう人多いんだな、と勝手に思っている。


 それに加えて少し配信の話をしておくと、FF14の共鳴零式あたりから、Twitchでの配信をしながらコンテンツに行くようになった。
 配信に至る経緯はさておき動機はいくつかあって、まずプレイ履歴を残すのが好きなのだけれど、さすがに毎度毎度記録を取っているとHDDの容量を圧迫する。
 それを外部に出力することによって容量を気にすることがなくなる。
 そして外部に出力すると共有もしやすく、後々気になったものの確認がしやすい。ネットに繋げれば見返しが好きな時にできるのも、己のローカル環境下にしか保存されていない場合にはできなかったことの一つである。
 あとはエンドコンテンツという性質上、少しでも外部に発信して、その情報が役立つ場面があればいいな、と。
 自分が基本的に初見未予習で、自分の中での最速でコンテンツに入っていくので、まあ、なんか役立つときがあるかもしれないしないかもしれない。あったらいいな、ぐらいで配信はしている。
 一応これに関しては、ボズヤの一騎打ち等で成果が見られたように思う。
 加えて、最近やっと、自分が何かを可視化することが好きな人間なのだなと気づいて、エンドコンテンツ中に自分の行っているキーボード操作を配信に乗せるようにもなった。
 これは最近始めた初心者の竜騎士さんから「どういうHUDでどういう割り当てをしてプレイしているのか」を聞かれて、見た方が早いな、というところから追加した。
 己がエンド中にどんな操作をしているのかも見たかったので一石二鳥ではある。
 想像以上に連打していたので、パンタグラフのゲーミングキーボードを短期間で2つ壊したのもまあまあ納得の連打だった。
 あとは初見のギミックを自分で理解するために、或いは立ち位置が間違っていないか、等の確認にも、再生零式の配信から引用して見てもらうことがあったので、たぶん零式系をやるのであれば、これからも配信していくとは思う。


 それとFF14の話にはなるのだけれど、2020年は己の技術向上があった年だとは思っている。
 主にスプレッドシートの話で、新式製作系のスプレッドシートをロドストに載せたところ、想像以上の反響があって、フレンドさんに使ったよ報告をいただいたりもした。
 コピペプログラマーの域を絶対に出ることはないのだけれど、実現したいもののための手段が自分の中で想像できるようになったのは、プログラミングをしたかった人間からすると非常に意義があることで、自分が欲しかったものを他人も欲しかった、という状況が案外嬉しかったりもした。
 趣味で研鑽しているものなので、特に苦もなく、ゲームのやりたいことのために手を尽くす前述通りの人間のため、今後も何か不便があったら恐らくスプレッドシートを使って色々解決していくのだろうなと思っている。
 そんなこんなで作ったギャザクラ新式用のスプレッドシートを記載したロドストの記事の閲覧数が増えに増え、ロドストの閲覧数カウントが9999で止まるのを見て、やらなかったら日記一覧では9999でカンストすることすら知らなかったんだなと思うとちょっと感慨深くもなる。

 あとはイシュガルド復興のランキング参加についても色々書きたいことが浮かんできたのだけれど、さすがに滑り込みが間に合わなくなりそうなのと、後々このnoteを腐らせないように、書き留めておきたいことはある程度残しておこうと思う。
 ヨルハDAの企画とかそういうのも色々書いておいた方がいいんじゃないかなと思いつつ、プレイヤーの記事ではあるので、ある程度リアルの踏み込んだ話もしたいなとも考えているので、プレイヤーには興味がない人は読まない方がいいことも、今後書くかもしれない。というか、本当はそれが書きたい。


 あまりにも世界が変わりすぎて、今まで「家でゲームばかりしてないで」と揶揄され続けていたのに「家で趣味が満喫出来ていいね」と羨ましがられたり、自粛生活でストレスフルどころかあまりにも快適すぎて世界もうこのままで居てほしいと思っていたり、大手を振ってゲーム内で年越しバカ騒ぎをしても誰にも何も咎められることがないとか、一年前には一切想像もしなかったことだから、来年も想像できないような、でもポジティブな出来事があればいいなとは思っている。
 2020年も遊んでくださって本当にありがとう。どうぞ来年もお付き合いいただけますとプレイヤーとしても非常に嬉しい限りです。
 


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