内緒にしていたこと


今からみんなに内緒にしていたことを話そうと思う。
実は子どもがいるとかスペースノイドだったとかそういう話では無いので、肩の力を抜いて聞いて欲しい。
でももしかしたらちょっと嫌いになっちゃう人がいるかもしれない。



前提として、世の中にはものすごい数のアイドルがいる世界中を飛び回るトップアイドルから我々のような"地下"で活動するアイドルまで。
幅広い世界だけど、皆に共通して言えるのは憧れを持って舞台に立っている事。アイドルに限らず、何事もこうなりたいという目標があって、今の場所に立っているはず。



私にも幼少期から、真似をして、歌って、踊って、憧れているアイドルがいる。
「え?バンドが好きではじめたんじゃないの?」
「アイドル知らないって言ってたじゃないか!」
前から応援してくれている人はそう思うかもしれない。
今までのことは嘘では無い。でも秘密にしていたことがあるのは事実。申し訳ない。ここで改めて心からお詫び申し上げる。



では、どうして最初から言わなかったのか。



それは、世間体を気にしたから。



昨今は男女平等・LGBT問題、性別に関する議論が毎日行われている。女性だからこうあるべきだ・男性だからもっとこうしなさい、結婚して子どもを産むのが人生の幸せだ、こんな感じのことを言うヤバ人は世間で淘汰され始めている。
なのに、それでも変わらないことがある。



女性アイドルが男性アイドルを応援していることはタブーであるという風潮。



純粋に曲、ダンス、パフォーマンス等が好きで応援しているのに、対象が男性であるというだけで、恋愛的な好きを勝手に紐づけられ、勝手に幻滅される。
逆に女性アイドルが女性アイドルに恋愛的な好きを持ってる場合は良いのかよ、とも思う。
そもそもアイドルの男女関係恋愛云々の是非とか、言いたいことは色々あるけど、ずっと何故なんだろうと思っていた。



要は、私エル・エム・アイは男性アイドルに憧れて、この世界に入ったということ。



運営にはオーディションの時に言っており、それで受かっているから騙して事務所に入った訳じゃないから安心して欲しい。
ただ、活動するにあたって運営・元メンバーから言わない方がいいと言われていたので、世間体を気にした結果、もうひとつの理由である「歌が好きで、バンドも好きだから、バンドサウンドのzenに入った」を使っていた。嘘では無い。


長々と書いた訳だけど、母親の影響で、物心ついた時から応援し、憧れている、とある男性アイドルがいる。
初めてLIVEを見た時の衝撃は今でも忘れられないし、登場しただけで息が出来ないくらいに興奮し、母親に心配された。
魅せ方、ファンの喜ばせ方、パフォーマンス、トーク、センス……全て自分の中のトップオブ憧れであり、小さい時から真似をして、こんな大人になれたら良いなと思っていた。
そのアイドルは自分の核であり、自分の人生と共にある存在なので、大好きなみんなには内緒にしないで言っておこうと思った次第。



あと、母親に誘われて、数年ぶりにそのメンバーのLIVEに行って、憧れを再認識したから。






最後まで読んでくれてありがとう。

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