𝗆𝗂𝗅

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儚い

ふと空を見上げると、 いつの間にか淡色の空に変わっていた。 君の大好きな冬の匂いが漂う。 そんな冬の澄んだ空気は 夏の太陽のような君になぜだか似合う。 夏の太陽のような君でも 冬の澄んだ空気に触れるだけで 溶けてしまいそうで、今にも消えてしまいそうで… 白い息を吐く君 、 手をぽっけに突っ込み佇む君、 モコモコに包まれる君、 冬の君は抱きしめてあげたいくらいに儚い。 けど、そんな冬の君が大好きみたい。 ほんと冬ってずるい。 早く、冬が来ないかな。

    • 𝖰𝗎𝖾𝗌𝗍𝗂𝗈𝗇

      " 君は今何してる? " 絵に描いた様に青く広い空の下、 私は今日も君のことを考え、質問を投げかけた。 勿論、その答えは返ってくることはなかった。 君はそんなことを考えてる私のことなど 一生知ることもないだろうし、 私は君の頭の片隅にすら 入ることは出来ないだろうね。 そんなことはとっくに分かってるんだよ… 1つ海を挟んだ国で暮らす私達。 性格、 性別、 歳 … これといって共通点は見つからない。 ただ1つ、同じ人間として同じように 時を刻んでること