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皆きっとそんなこと考えてない

私は今日自らの不注意で転倒し左手首を痛めました。
幸い大怪我には至らずこうしてキーボードを使い文字が入力できていますが。

大変ショックを受けました。

それはまさか今日あの時間あの場所で自分が怪我をするとは思っていなかったからです。
今まで不快感のなかった身体に痛みが伴うようになったからです。

しかし今までだって何度も怪我や病気をしてきたので今回が初めてではないのですが、なぜか今回はショックだったのです。

死が間近に感じられました。

転んで立ち上がったあと、痛みと後悔で混乱する頭で
「まさか自分がこんなことになるなんて」
と思わずにはいられませんでした。

「打ちどころが悪かったら死んでたかも、きっと死ぬときもある日突然くるんだ」
とも…。

痛み続ける左手。願っても痛みは消えてくれません。

いま考えれば大怪我をしてきたのは大体子供の頃で、その頃は今よりももっと自分が死ぬことを意識できてなかったからかもしれません。

正直なところ自分だけは大丈夫と思っていました。
もちろん頭ではわかってはいるんです。
いつか老いるし病気になるし死ぬし。

でもそのいつかがわからないから実感が持てないんですよね。
明日死ぬかもしれないのに。

死を意識して生きる。

当たり前に生きてる日常が、ほんとは死と隣り合わせなのだとしたら。
いやほんとは誰もが皆いつ死んでもおかしくないんです。
なんの保証もありません。
でも皆きっとそんなこと考えてないし、平気な顔して暮らしてます。

私が死ぬかもしれないし
私の大切な誰かが死ぬかもしれないし

さて私は明日からどう生きればいいのでしょう。
今日みたいにそれが突然やってくるのだとしたら。

生まれて来た以上、死ぬのはしょうがない。

後悔のないように生きたい…
しかし怠惰なままでも居たい…

ほんと私は大人になってもどうしようもなく弱いままです。

死ぬとき何を思うんでしょう。
もし明日死ぬとしたら私は人生を後悔するでしょうか。

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