防弾との出会いーすべては偶然じゃないから(後編)
前編に続き、私の防弾少年団との出会いを綴っています
運命の出会い
前編で話したように、夢中になれるものを探していた中学生の私。幼なじみのおかげで遂に、そんな存在に出会う。
DVDの中のキラキラした青年たちに胸を躍らせる幼なじみ2人。そんなに激推しされると、やっぱり気になる。ということで、彼女たちの口から次から次に出てくる韓国人の名前や曲のタイトルのなかでかろうじて覚えていた、『DNA』のMVを見てみることにした。
自宅のタブレットでYouTubeを開き、『DNA』と調べる。1番上に出てきた動画をタップして、再生。
いかにも 韓国!! って感じの人が口笛を吹く場面から始まり、カラフルな衣装を着た色んな髪色の人達が、ポップな世界の中で楽しそうに歌っている。うわ、すごい、飛んでる。金髪の人すごいギラギラしてる、気になる。うわあ、これがKPOPか。みんな見た目が凄いな。
そんな風に、何が何だか分からず、目まぐるしいカラフルな世界に圧倒されて、はじめてのMV鑑賞を終えた。
あの初めて見た時の感情をどうにか思い出して残しておきたいけれど、時すでに遅し、完全には覚えていない。1回しか味わえない、それこそ、無意識のうちに感情を揺さぶられる感じ。きっとあの時私は、既に防弾に心をがっしり掴まれていた。
これが全ての始まり、7人の天使に誘われ辿り着いた秘密の花園、はたまたどこまでも引きずり込まれる底なし沼への第一歩。
僕らは前世から繋がってて、この出会いは運命なんだ、偶然なんかじゃないんだと歌う『DNA』が、私がバンタンに出会ったきっかけであることが、もう既に運命のように感じる。夢見がちなオタクのように見受けられるかもしれないが、そういうのってあるような気がしてくる。"運命の出会い"、うん、ぴったりの表現だ。
怒涛の情報収集
一度映像コンテンツに手を出してしまえば、そこからは早かった。
まずはMV、そして関連に出てきたMV鑑賞動画を見漁った。曲ごとにまったく違ったコンセプトは、飽き性の私を楽しませてくれた。曲調が、世界観が、そしてなんてったって髪色が、毎回違う。一体誰が誰???
そんな頃、ファンが日本語訳を付けたDNAのMV鑑賞動画を見た。談笑しながら自分たちの作品を見る彼らは、仲がとても良さそうだなと感じた。7人組であることもはじめて知った。コメント欄には、「こういうの見るとナムさんがリーダーで良かったって思う」「ラプモンさすがリーダー!かっこいい」というファンの書き込み。え、ナムさんとラプモンは同一人物?テテとVとシュガとユンギ??一体何個呼び名があるの? 私はさらに混乱した。
その辺りから知りたい欲は爆発して、怒涛の情報収集が始まった。当時既にKPOP界のトップに君臨していたであろうBTS、メンバーのプロフィールや性格、ディスコグラフィ、過去のコンテンツはそこら中に転がっていた。56話まで溜まっていたタリョラバンタンを再生する手は、止まることを知らなかった。VLIVEとかいう魔性のコンテンツの存在も知ってしまった。
初めて見たMVで気になった、金髪ギラギラの彼、ジミンに、私はすぐに恋に落ちた。重めの一重とぷっくりとした唇が愛おしくて、顔が好きになり、華奢な体をめいっぱいにしなやかに使う激しい踊りに、軽率に惚れた。
そうして着々とバンタンに関する知識を蓄えていった私、秋頃にはもう既に一人前のファン(?)になっていた気がする。
情報収集の素早さ、粘り強さ。相当なオタクの素質が、この時からあったのかもしれない。
はじめてのカムバ
然してバンタンの沼に落ちていった私は、カムバックというKPOP独特の文化を知ることとなる。新しいアルバムを引っさげて、一新した姿でファンの前に現れるアイドルたち。ワクワクしないわけが無い。
過去5年のディスコグラフィを一応履修した私は、LOVEYOURSELFシリーズの最新にして最終章、特大の作品を持ってバンタンが帰ってくることをしっかり知ったうえで、ドキドキしながらタイトル曲『IDOL』のMVを待った。
今までの過去コンテンツを見るのとは訳が違い、リアルタイムで生きる、1番新しいバンタンの"カムバック"という瞬間に立ち会えることは、とても特別で、大きな感動だった。
染めたての髪の毛をきっちりセットして、MVから飛び出してきたようなバンタンの姿に、圧倒された。頼もしくて、最高にかっこいい、王子様だった。
生まれて初めて、自分のお小遣いでCDを買った。オーロラに光るブック型のアルバムは、私の宝物になった。
当時の、恥ずかしくて堪らない日記も、ここで晒してしまおう。良い思い出として消化されるだろう
LOVEYOURSELF結ついに届いた!はじめて自分で買ったCD・バンタンの公式グッズだから、とっても嬉しい♡相変わらずみんなイケメンだった♪(ヒョン感ヤバいナムさん、オレンジも似合うピンクプリンス、黒髪正義で美しいホビ、透明感のすごいゆんちゃん、えりあし長めも萌えるテヒョン、ピンクかわいい黄金マンネ、そして何より最強のジミン!!!)なんて幸せなんだろう…(´ω`)ありがとうございますm(_ _)m
はっっず
こんな風に私は、はじめてのリアルタイムバンタン、お祭りのようなカムバを、大いに楽しんだ。ワクワクして、とにかく楽しかった。今でもカムバックは、私の心を踊らせてくれる。
「おい、みんな聞いたか?방탄소년단 が帰ってくるぞ!アミボムを持ってテレビの前に集まれ!!」
この感じが堪らない。2年が経っても、このワクワクは消えない。これこそ、夢中になれたこと、本当に"好き"なことだ。やっと出会えた。
KPOP好きの宝庫
バンタンに留まらず、色んな王道グループの沼に足を伸ばして行った私は、夏休みを経てすっかりKPOPミーハーに姿を変えていた。
韓国好きになった私の目には、周りの友達もまったく違う風に見えた。話してみれば、KPOPファンがそこら中にいた。まさにKPOP好きの宝庫。それがきっかけで仲良くなった子も数知れない。学校生活がさらに楽しくなった。
今のクラスのマブダチも実際、TWICEのファンである。オタクは皆他グルファンにも友好的で、非常に平和だ。肯定の文化を持っている。
こんな風に、夢中になることに実際に出会ったことで、それは自分に良い影響ばかりを与えてくれることも知った。さらに深く、沼にハマっていく。最高。
ありがとうバンタン
バンタンを、KPOPアイドルをどんどん知っていくことは、何にも代えがたい楽しさだった。いつだって彼らはワクワクとドキドキをファンに与えてくれる。全てが新鮮でキラキラした世界、その中に飛び込んで包まれていく感覚には、いくら書いても書き足りない幸せがある。知っていく過程、応援していくことの一つ一つが大切な思い出として、私の中にたまっていく。
今、私は、防弾少年団が大好きだ。大好きでたまらない。
夢中になれることに出会えたことも、そんな彼らが私を良い方向に導いてくれたことも、とても嬉しくて、感謝してもしきれない。ありがとう、バンタン。
前述したように、防弾との出会いは、運命だ。
きっと誰だって、推しとの出会いは運命だ。
すべては偶然じゃないから
運命見つけたふたりだから DNA
大好きなバンタンに出会わせてくれた幼なじみ2人にとても感謝している。今では貴重なARMY友達だ。2人とも大好きだよ!ラブユ❕❕
いっちばん最初に言ったように、たまにもっと早く知っていたかったと思うこともあるけど、同じ星の同じ時代に生まれて、こうして知ることが出来たことが奇跡であり、運命だと思うようになった。ARMYでいれることが幸せ❕
運命だのDNAだの奇跡だの、言いすぎてスピリチュアルオタク(とは)みたいになってしまったけど、とにかくバンタンサランヘヨ!
これからも私は彼らに、紫のハートを贈り続けます😌💜
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます〜!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?