虎之助

沖縄→大阪 福祉/日常/怖い話/仕事 自分の気持ちを綴ります。

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マガジン

  • 虎のポケモンレポートまとめ(No.1−No.30)

    ポケモンとの出会いや日常の様子をレポートにした創作エッセイです。 ポケモン全国図鑑No.1-30までをまとめました。 有料マガジンだけの特別レポートも用意する予定です。

  • 虎の怪談

    現在収録 龍を祀る⑴〜⑶終

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自己紹介|初めてのnote

はじめまして。 これは、僕の見てきた世界です。ご挨拶 自己紹介の前に軽いご挨拶を。 僕の人生は僕にとって常に波瀾万丈でした。 当たり前じゃない事ばかり。 普通とはなんだろう。そんな事ばかり考えていました。 ですが、ある時「みんな同じ事を考えているんじゃないか?」と ごく当たり前のことに気づいてしまいました。 これから書いていく文章はそんな僕の当たり前を、僕だけの世界を皆さんにお裾分けしていく為のものになります。 「あるある」や「ないない」、さまざまなものを見つけて

    • No.4 ヒトカゲ|虎のポケモンレポート

      ヒトカゲの基本情報全国図鑑No.4 『うまれたときから しっぽに ほのおが ともっている。ほのおが きえたとき その いのちは おわって しまう』(赤/緑) 分類:とかげポケモン タイプ:ほのお たかさ:0.6M おもさ:8.5Kg ヒトカゲとの出会いおつきみやまでお月見をしているピッピが見れると聞いた。 急いでハナダシティを抜け、おつきみやまに向かう。 満月は明日。今日は洞窟前で野宿をして明日朝イチで入る予定だ。 天気はどこか曇り空で少し雷鳴も聞こえる。 念の為、雨

      ¥300
      • 落ち葉踏み|虎の怪談

        小学4年生の冬。 夏はあんなに繁っていた校庭の木も茶色へと変わり、はらはらと落ちていった。 休み時間にその落ち葉を踏んで歩くのが、密かなマイブームだった。 しゃくしゃくと踏むたびになる音。 1人黙々と踏み続ける。 ふと視線を感じ、顔を上げると同じように落ち葉を踏んでいる男の子がいた。 髪は少し長く、目元が見えない。 お互い無心で落ち葉を踏む。 そうこうしている内にチャイムが鳴り、教室へと戻る時間となった。 男の子は気にせずひたすら落ち葉を踏んでいる。 変なの、と思いな

        • No.3 フシギバナ|虎のポケモンレポート

          フシギバナの基本情報全国図鑑No.3 『はなから うっとりする かおりが ただよい たたかうものの きもちを なだめてしまう』(赤/緑) 分類:たねポケモン タイプ:くさ/どく たかさ:2.0M おもさ:100.0Kg

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        • 虎のポケモンレポートまとめ(No.1−No.30)
          4本
          ¥300
        • 虎の怪談
          4本

        記事

          怒ると叱る|虎の巻

          怒ると叱る、同じようで同じじゃない 子ども達に関わる仕事をしていると、いろんな関わりがあるのを知る。 寄り添ってあげながら相手の気持ちを尊重するやり方。 厳しくも正しい道を指し示すやり方。 友達のような距離感で信頼関係を紡ぐやり方。 他にもたくさんあるが、どのやり方も正解だと僕は思う。 園長先生との会話 僕は昔働いていた保育園の園長先生からある問いを受けたことがある。 『「怒る」と「叱る」の違いってなんだと思う?』 社会人1年目、阿呆だった僕は 「え、漢字の違い

          怒ると叱る|虎の巻

          No.2 フシギソウ|虎のポケモンレポート

          フシギソウの基本情報全国図鑑No.2 『つぼみが せなかに ついていて ようぶんを きゅうしゅうしていくと おおきな はなが さくという』(赤/緑) 分類:たねポケモン タイプ:くさ/どく たかさ:1.0M おもさ:13.0Kg フシギソウとの出会いハナダシティを歩いていると、少女と遊んでいるフシギソウに出会った。 少女は6−7歳といったところだろうか。 まだポケモンを保持する資格を持っている訳ではなさそうだ。 「こんにちは」 声をかけると女の子はビクッと身体を震

          ¥300

          No.2 フシギソウ|虎のポケモンレポート

          1日の終わり、嫌な事を探しがち|虎の巻

          正直言って今日も疲れた。 僕の仕事は児童福祉系。 やりがいのある仕事だと思う。 自分自身では天職だと思う程にやりがいがある。 ただ、弱音を吐きたい時もある。 何が嫌って終わらない自分の仕事。 急に叫ぶ子ども達。 どっちがレゴブロックをとっただとかの喧嘩。 職員の体調不良による欠勤。 仕事を伝えてもさっさとやらない部下。 なんなの。 本当にイライラする。 ってのが最近の僕の口癖。 仕方ないよね、嫌なものは嫌なんだもん。 1日の終わりに、相方と晩飯を食べながら嫌な事を

          1日の終わり、嫌な事を探しがち|虎の巻

          No.1 フシギダネ|虎のポケモンレポート【無料試し読み】

          フシギダネの基本情報全国図鑑No.1 『うまれたときから せなかに しょくぶつ の タネが あって  すこしずつ おおきく そだつ』(赤/緑) 分類:たねポケモン タイプ:くさ/どく たかさ:0.7M おもさ:6.9Kg フシギダネとの出会いカントー地方のトキワの森で出会った。 トキワの森を入ってすぐ、まだ森の深くない少し開けた場所にトテテテと目の前を横切る姿が見られた。 四足歩行にしては意外と素早く、辺りをあまり気にしない様子だ。背中の球根は少し小ぶりで、これから成

          No.1 フシギダネ|虎のポケモンレポート【無料試し読み】

          No.1 フシギダネ|虎のポケモンレポート

          フシギダネの基本情報全国図鑑No.1 『うまれたときから せなかに しょくぶつ の タネが あって すこしずつ おおきく そだつ』(赤/緑) 分類:たねポケモン タイプ:くさ/どく たかさ:0.7M おもさ:6.9Kg フシギダネとの出会いカントー地方のトキワの森で出会った。 トキワの森を入ってすぐ、まだ森の深くない少し開けた場所にトテテテと目の前を横切る姿が見られた。 四足歩行にしては意外と素早く、辺りをあまり気にしない様子だ。 背中の球根は少し小ぶりで、これから

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          No.1 フシギダネ|虎のポケモンレポート

          龍を祀る⑶終|虎の怪談

          ある台風の晩。 小学3年生の僕は道路に面した窓がある部屋で寝ていた。 うとうとするも風が窓を揺らす音で目が覚める。 この日は久しぶりに強い勢力を保った台風だった。 お昼のニュースではニュースキャスターの人が、やたらと「外出を控えて」という言葉を連呼していた気がする。 「これ、窓割れないかな…」 ぼそっと呟いた自分の言葉に少し不安が胸に中に残った。 母はリビングでまだ起きているようだった。 襖の隙間から光が漏れている。 その光が室内をほんのり淡く照らすものの、部屋の中は薄

          龍を祀る⑶終|虎の怪談

          禿げたらスキンヘッドにしたい|虎の巻

          僕が高校生の時から思っている事。 カッコよく禿げたい!!!!!!  かっこよく禿げたい…。 どうせ禿げるなら 「お、あのハゲセンスあんじゃん」 って言われたい。 そう思われるために何かできる事はないかと頭を悩ませていたところ、スキンヘッドに行きつきました。 僕は頭に傷がある。 それがアクセントになるんじゃないかな。 和装がしたい。 着物をベースに少し現代っぽさも入れて。 クラシックモダンっていうの?(知らん) ああいうのしたい。 サングラスも似合いそうだよね 後

          禿げたらスキンヘッドにしたい|虎の巻

          龍を祀る⑵|虎の怪談

          ある夏の晴れた日。 小学3年生の僕は小学1年生の従弟妹達と一緒に下校していた。 気温は高く、夏らしいカラッとした暑さだった。 天気予報ではかんかん照り。 木陰や建物の影に入りながら汗ばんだTシャツをパタパタと仰ぎつつ歩いていた。 「暑いー!」 耐え切れなくなった従弟が叫ぶ。 それに釣られて従妹も同じように叫んだ。 「溶けちゃうー。雨でも降らないかなぁ」 そう言う従妹に僕は 「雲ないよー。無理無理、降らないよー」 と生返事をしていた。 その時、ふと高熱にうなされた

          龍を祀る⑵|虎の怪談

          龍を祀る⑴|虎の怪談

          昔から龍が好きだった。 龍の置物、龍の絵本、龍の雑貨。 昔、祖母の家で見た時から一目で惹かれた。 祖母の家にあった龍の置物は、水晶玉の上に手を置きじっとこちらを見ていた。 目が離せない程に。 「ばぁちゃん。これちょうだい」 祖母におねだりすると、 「あんた何を言ってるの。価値わからんだろう」 と笑いながら断られるのを毎度毎度行っていた。 価値なんてわからなくても、それが僕は欲しかった。 その日以来祖母の家に行くたびに龍の置物に話しかけ、タオルで埃を払う。 「いつか僕

          龍を祀る⑴|虎の怪談

          売れる文って何なのか。|虎の巻

          noteで色々な記事を見ていると 「副業」「副収入」「お金を稼ぐ文」 等、様々な宣材商法が出てくる。 別に僕は特に嫌悪感を抱かない。なぜならばお金を払ってでも読みたい文章は存在するからだ。 そのノウハウを誰かが誰かに伝える時、それはその人の時間と閃きをいただく事になる。そこに対価は発生していいはず。 ちなみに僕は学校で起きたトラブルや、家庭内でのイザコザでいい所で終わるパターンに弱い。その後の対応やそれでどうなったかの結果が知りたいのだ。 「うちの子が学校で怪我を!し

          売れる文って何なのか。|虎の巻