授業レポート2 信用経済
はじめに
今回もアートシンキングの授業でいろいろなことをお話ししていただいたのでその中で話されたテーマから抜粋して調べて書いていきたいと思います。
信用経済とは
信用経済という言葉を知っていますか?信用経済とは貨幣経済(硬貨や紙幣などでやり取りする仕組み)にかわる新しい経済の仕組みと言われています。例えばどんなものかというとその最たるものはVALU(現在はサービス終了)だと思います。
VALUについて
VALUとはまさに信用経済を体現したようなもので個人の信用がそのままお金になります。どういうことなのかVALUの仕組み,流れを詳しく説明します。
VALUとは簡単にいうと仮想株式市場です。個人が仮想株式のようなVAというものを発行して、それをビットコインを通してユーザーが売り買いし、株主が資金調達する目的で作られたものです。
もちろん本物の株式のように需要と供給によって値上がりしたり値下がりしたりします。そして信用経済を体現していると言ったようにフォロワー(信用)が多い人は評価額が高い傾向にあります。また株主優待のようなものもあります。例でいうとホリ○モンは「ツーショット撮る」「握手をする」なんてものがあったそうです。
VALUで資金調達する流れとしては以下の通りです。
1.資金調達したい人(Aさん)がVALUに登録
2.Aさんの時価総額をVALUの運営側が決定
3.Aさんは、その時価総額を何分割して切り売りするかを決定
4.買ってくれたら、その分のビットコインがAさんに支払われる
VALUのサービスは終了してしまいましたが、このようにまさに貨幣経済から信用経済に世の中が移り変わろうとしています。
また中国ではさらに信用経済が進んでいて芝麻(ゴマ)信用というのがありますのでそれについて書いていきたいと思います。
芝麻(ゴマ)信用について
芝麻(ゴマ)信用とは「アリババと40人の盗賊」に登場する呪文「開けゴマ」に由来する、中国アリババグループの関連企業のアント・フィナンシャルサービスグループが開発した、学歴,勤務先,資産,返済状況,人脈,行動の5つの指標の組み合わせで信用度を計算し、950点満点で評価する個人信用評価システムです。
実際に芝麻信用が高いとできること
・海外でWi-Fiルーターが無料で借りられる
・ローンの金利が優遇される
・シェア自転車を無料で借りられる
・ビザが取りやすくなる
それでは逆にどのようなことをしたら芝麻信用が下がってしまうのでしょうか?中国政府から明確な基準というのは示されていません。あえて明確にしないことによって「減点されるかもしれない」という心理が中国国民の行動をより良い方向へ向かわせるのです。しかし減点が予想される行為というのはあるので下に書いておきます。
減点が予想される行為
・支払いが滞る
・レンタル品の未返却
・交通違反
・長時間のゲーム
・SNSでの暴言
日本でも似たようなものとして普及していませんがLINEスコアやYahoo!スコアというものがあります。
最後に
将来的に物質的なお金がなくなるというのは知っている方も多いと思いますが、具体的にどのようになるのかは知らなかったのでとても興味深かったです。
まだまだnoteの扱いになれないので他にこうした方がいいなどあったら教えてください😭
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