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♯5【青木宣親は目黒駅】

「野球選手とかわからないし、興味ない…」
「野球ってルール知らないし、観ても何を見れば良いのかわからない…」

という人も少なくないだろう。

実は、プロ野球選手の凄さや面白さに気づいてもらうには「コツ」がある。
それは「身近な何かに」置き換えること。

プロ野球選手の個性、特徴やプレースタイルを万人が身近な存在である「駅」に例えることで野球の魅力を紹介していく。

ちょっと違った見方をして見るだけで、違った目線で野球を楽しめるようになるはず。

第5回:青木宣親(東京ヤクルトスワローズ)

青木宣親といえば、NPB史上2人目のシーズン200安打達成者およびNPB史上唯一の2度のシーズン200安打達成者。これはあの”世界のイチロー”でも成し遂げていない記録。
そして2019年シーズン終了時点で、NPB歴代最高通算打率.326を誇るスーパーヒットメーカー。
一度バッター”ボックス”に入れば、かのアメコミのヒーローよろしく、スーパースターに大変身するのである。

”努力の天才”青木宣親という選手

そんな残してきた実績を辿るととんでもない大選手なのだが実はこの青木宣親は大学までは全くと言ってもいいほどの無名選手だったのだ。

名球会のブレザーを手に「名球会だって、俺が。高校の頃の自分を知っている人はこうなるとは誰も思っていなかっただろうね。信じていたのは自分だけだと思う」と感慨に浸った。
参考URL)青木、情熱の2000安打!甲子園未経験 努力の男が大台到達

青木の在学中の早稲田大学の野球部は史上初の六大学4連覇を達成。
一つ上には和田毅(ソフトバンクホークス)、同級生には鳴り物入りで入ってきた鳥谷敬(阪神タイガーズ)とスター集団に囲まれ、様々な雑音や変化してゆくその環境の中で自らを信じて、自分自身を磨き上げ続けた”努力の天才”なのだ。

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青木宣親が”目黒”たるゆえんは?

JRの駅の中でも”オシャレ度の高い”イメージのある目黒駅。
だが、一方では高級住宅街の顔をもち、一方では先鋭的な企業のオフィスが連ねるビジネス街という側面も併せ持つその時々の時代や環境に柔軟に対応する適応能力こそが青木宣親が目黒駅たる理由の一つである。

さらには、この目黒駅、実は”駅名こそ目黒”だが、所在は品川区。
この辺りのいい意味での裏切り、ギャップ、親近感は相対的に”青木の目黒感”を好アシストしていると踏んでいる。

これは“見た目や背丈は普通のイイお兄ちゃん”

中身は日米指折りの安打製造機である、という青木宣親のそれと同じくらいの衝撃度だ。宮崎が生んだ希代のヒットメーカー・青木宣親はまだまだそのヒットで野球の魅力を伝えてくれそうだ。

<青木宣親、目黒説まとめ>
●自分の道を信じてのし上がってきた”努力の天才”
●”見た目や背丈は普通のイイお兄ちゃん”、中身は日米指折りの安打製造機


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