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ペナント思考とトーナメント思考の話

朝からさめざめしく雨が降り続いている今日この頃の朝。
梅雨らしいといえばそれまでですが、この時期のジメッとした感じはなんとも”すわり”が悪く、何年生きていても慣れないもんですね。

慣れないといえば、もう一つ。
残念ながら昨日はわが千葉ロッテマリーンズは1-3で東北楽天ゴールデンイーグルスに敗戦を喫しましたが、「負けることは確かに好ましくはないものの、そんなにコテンパンに選手たちを責める必要あるっけ?」

これが慣れない、もっというとちょっと疑問を感じているところ。

長いシーズンの中で”常にベストを目指す”姿勢はもちろん持って欲しいけれども、結果となるとそれはまた別の話。

長いシーズン(2020年はいつもよりは短いけど!)の中で見れば、言い方悪いけども、たかだか1敗。まさか120勝を期待しているわけではないでしょう?本当に全勝優勝期待するなら自分でパワプロやっておくのがオススメ。

一方で自分の思い入れが強すぎるが故に、つい気持ちが入りすぎるということもあるでしょう。そんな時は、ペナントレースも”人生だ”と思って観るのもまたオススメです。

例えば、自分自身の日々の生活に置き換えてみても、いい日もあれば悪い日もある。失敗して落ち込む日もあれば、見事にハマって仕事がスムーズに進む日もある。ペナントレースもまさに同じく、勝てる日もあれば、負ける日もある。

こういうペナントレース的思考で大局的に物事を捉えておくとどこか客観視できるし、なんとかなるなーといろんなことが思えてくるような気もしてます。そしてもっとお花畑感よろしく言ってしまえば、【悪いことが起きるから、良いことがよりよく感じる】ということでもあると思うわけです。

多分、小さい頃から受験勉強やいい学校に入ること、いい成績を残すことが良しとされてきた価値観の中では、「目先の戦いに勝ち抜いていくことが重要!」というトーナメント思考がないと生きにくい世の中だったんだと思います。(もちろん、だからと言って目の前のことをテキトーにやろう!というわけではないです。)

そこは偉大なイチロー先生も言っています。

「小さなことを多く積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道」

であると。

大切なことは、
ペナントレース的な思考で「物事を大局的に俯瞰する力」
トーナメント的な思考で「目の前の物事に全力で取り組む姿勢」

これらはどちらが良い悪いではなく、個々人がベストな最適バランスを見つけることが重要ということなんだと。

あとは人生においては”勝とう!”と意気込みすぎるよりも”負けないため”に自分自身に足りないものを、日々どう補っていけるか?みたいな姿勢が大切なのかなーと改めて感じました。

たかだかプロ野球シーズンの中での1敗した事実から、そんなことが感じ取れるとしたならば、やっぱりプロ野球という存在は偉大です。

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