第一種放射線取扱主任者試験を受けてきました ~体験記編~

※思い出し次第、いろいろと追記する可能性があります。

というわけで2020年度試験を会社命令で受けてきました。というとどんな職種か結構絞られそうで怖いですね。

某流行り病の影響で、もともと8月頃の予定だった受験日が12/27・28とかいうヤクザ日程(もともとお盆ど真ん中でしたが)に変更された本試験ですが、まあ無事(?)開催されてよかったです。一週間前くらいの感染者数、888人とかだったけど。本記事はそのレポートです。とある講習にも(会社のお金で)行ってきたので、その振り返りと、勉強法とかについても書ければなと思います。

時系列(うろ覚え)

3月頃:上司から第一種放射線取扱主任者試験を受けるように言われる。
3月末:会社に毎年?案内が来るらしい通商産業研究社の参考書・問題集と講習を申し込む。お金は全部会社が出してくれるようなので、まあいいかなと。これらについては、下の「講習について」「学習に使用した教材について」の章をご覧ください。
4月頃:参考書が届く。パラパラと読み始める。範囲広くね?と焦るも、全くやる気が起きない。(教科書は約900ページあり、1か月で読み切る場合1日あたり約30ページ読まなければならないが、正直いまいち説明にピンとこないところも多く進まない)
不明(忘れた):流行り病の影響で試験が延期する。それに伴い講習も延期する。試験が延期したことで余裕が生まれ、しばらく勉強をしなくなる(アホ)。
7月中旬:延期されていた講習の日程が来た。勉強をしてから臨むよう書いてあったので、参考書を再度読み始める。試験範囲の広さに絶望し、問題を解いている暇はないので、講習までに一周するようにととにかく読み進める。
9月14日~19日:講習。結局教科書はページ数でいうと半分以下、管理技術と法令は丸々読めないまま講習に臨む。事前に勉強してくるよう言われていたが、勉強しててよかったことはそんなになかったし、勉強してなくて困ったこともなかった。その分野に詳しい人に質問できるというだけで安心感はあった。講習については下の「講習について」の章をご覧ください。
9月中:講習が終わった達成感で勉強しなくなる(アホ)。
10月~:ひたすら勉強。通勤時間も長く平日はほとんど勉強にあてられないので、ほとんどの土日祝は勉強にあてるようにした。このころは残り時間に対する範囲の広さに本当に焦っていた気がする。
12月頭:過去問を一年分通して解いた時、合格点は超えられるようになっていた。
12月27・28日:試験当日。年末帰ろうと思っていた実家に会場が大変近くてよろしかった。ちなみに一日目終了後、翌日の生物について「もういけるやろ~」と思ってヘラヘラしていたらいろいろ忘れており、試験が終わった現在気が気でない。
3月頃(予定):合格発表。生物が半分超えてたら受かってると思うんだけどな~……ちなみに世の中には解答速報は出回っているのだろうか?み〇なでつくるは多肢択一が載ってないし。
2月:(2/16更新)ふと公式HPを覗いたところ、なんと解答が載っているではありませんか。公式が最大手。というわけで丸付けをしたのですが、どの科目も大体85%くらいでした。マークミスさえなければ合格と思われます。解答、いつから載っていたんだろう。

 というわけで本格的に勉強を始めたのは9月頃からということになりますかね。私は暗記が大の苦手で計算しかできないので、化学生物実務法令はつらかったです(物理以外全部じゃん)。バックグラウンドがある人はともかくとして、0から勉強しようとすると暗記量は膨大なので、かなり早めに始めたほうがいいと思います。

講習について

上述の通り、会社がひいきにしている(?)通商産業研究社というところの講習を受けてきました。6日間で物理・科学・生物・管理・測定・法令のそれぞれを1日1科目で通して解説するものです。

よかったところ:
・その道のプロが解説してくれるので、質問ができる。参考書の編集者も科目によってはいるので、参考書の記述についても問い合わせが可能。
・一通り試験に出やすいところのみに絞ってやっていくので、対策にはなる。
・本講習で配られる解説用のプリントはフルカラーで図表多めなので、指定参考書の抱える「単色刷りで文字が多めなので、人によっては読むのがつらい・覚えにくい場合がある」点を解決しているといえる。ただ、この点については、個人的には後述する理由でそんなにメリットを感じなかった。
・配布してくれる過去問の冊子がよい。①参考書に沿った順番の分野別に、②法令など現在の状況にふさわしくないものは現在の状況に合わせて改題して、③過去15年分の問題を網羅したものになっているため、参考書を読んでから問題を解いて定着、というときに使いやすい。また問題のすぐそばに答えがないので、問題演習としても使いやすい。特に法令は②のメリットが大きく、問題演習量を大きく増やすことができる(試験のHP記載の過去問は法令改正に対応していない)。ちなみにこの過去問の冊子は通商産業研究社のHPで購入することができる。古き良きインターネッツを感じさせる、趣深くかほり高いホームページであることよ。
・コロナ対策についてはきちんとしていたと思う。コマごとの換気、マスク等の徹底がなされていた。

いまいちだったところ:
・もし一通り勉強してから行ったら、退屈過ぎたと思う。私は教科書を読んだとはいえ基本的に覚えられてはいないことばかりだったので新情報として集中して聞けたが、教科書がボロボロになるまで読み込んでる人は退屈だったのではないかな。
・上述の通り解説用の大量のプリントも配る(参考書から内容を抜粋したもの)ので、無駄感がすごい。見た感じ参加者は全員この参考書を持っているようだったので、参考書を前提とするなら参考書を使用して説明すればよい。配布する説明プリントは補足や図解のみで十分だと思う(アホなので新しい参考書を手に入れると勉強した気になってしまう)。まあ、読みやすさの向上はいいと思うが……その辺はお好みか。後から説明に用いたプリントと参考書を照らし合わせてみたが、参考書になくてプリントにある情報はそんなになかった。
・上記のような内容にしては値段が高いと思ってしまう(私は会社から出してもらったからいいが、自腹では行きたくないなと思ってしまった)(もちろん専門家を丸一日×6お呼びしているし、大学生以上がメインターゲットの講習なのでそれなりの値段になるのは当たり前なのだが)。
・会場がパイプ椅子なので結構つらかった。

ちなみに、この試験は9割暗記なので、講習を受けたからと言って合格可能性が大きく上がることはありません。結局のところ、努力して覚えているか覚えていないかです。

学習に使用した教材について

メイン参考書
・通商産業研究社「放射線概論」
 いいところは、純粋に内容の分量が豊富で、試験の対策としては十分です(めちゃめちゃマニアックな問題で本参考書に載っていないものもあるにはありますが)。参考書内の問題も含めて全部覚えれば試験は余裕でしょう。他の参考書もチラチラ見ましたが、内容の充実・説明量は一番良かったと思います。
 よくないところは、①大学(院)時代情報理工学の中でも数学に近いところを専攻していた人間としては、数式まわりをどうにかしてほしかったです(数式の分量はそもそも多くないですが)。変数名がコロコロ変わったり書いてなかったりするのがあり、かえって混乱を招く部分があります。②また、理工学書にしては日本語が多く、用語の図解をもうちょっと入れてほしいかなと思いました。③あと、試験対策本ということを念頭に置くと、視覚的に覚えづらい。並列な事象に対しては、まとめや表による比較がもっとあるべきだと思いました(例えばサーベイメータの特性や向き不向き、重要核種の充実、法令の似た文言の該当する記述の比較など)。これらの対処としては、私はサブ教材やネットの記事を利用したり、自分でまとめたりしました。
 私はこれを頭から読みましたが、かなりの時間と忍耐がいるので、前もって読み始める必要があります。内容的には試験に沿った章立てになっているから試験対策の本のはずなのだけど、「覚えるための本」というよりは「知識をつける本」といった感じ。

サブ教材
・ナツメ社「一発合格!よくわかる 第1種 放射線取扱主任者試験 テキスト&問題集」
 いいところは①かなりコンパクトに内容がまとまっているところ、②二色刷りで重要なポイントがわかりやすい・暗記に使いやすいところです。メイン教材で物足りなかった表によるまとめなども比較的豊富でいいと思います。
 よくないところは、①メイン教材の裏返しになりますが、情報が足りないところです。これだけだと対応できない問題が多いので、問題演習で結構困ると思います。②あと本文の組版が微妙で、テキストエディタレベルなのが気に食わないです(数式とか)。

問題集
・通商産業研究社編集の問題集プリント
 いいところはおおむね「講習について」の節で述べた通りですが、改めて述べると①参考書の章・節の順番に内容が来ていること、②問題数が豊富で現在の法令に対応するように改題されていること、③問題のすぐそばに解答解説がないこと。定着を図る・確認のための問題演習にはかなりいいと思います。
 良くないところは、①解説はないこと、②仕上の過去問演習(30問75分の演習)には使えないところと、③B4の紙の束に印刷して左上をホッチキスで止めているだけなので使い勝手が悪いところです。せっかく15年分の問題を載せているので、解説があったらよかった。参考書の参照箇所だけでもいいので。基本的に選択式の問題は、「正しい選択肢の組を選択した」だけでは理解として足りず、「すべての選択肢の正誤がわかり、誤っているものについてはどこがどう間違っているのかがわかる」状況でないと習得したとは言えないと思うのですが、それがしにくいのはあらゆる意味で使いにくいところがあります。一般的な大学レベル以上の学術書だったら、自分で考えることが勉強なのでそれもいいのですが、これはあくまで「試験対策」を目的としているので。本試験が終わった現在、結局どういうことなのかいまいちわからない問題が数個あります。試験対策プリントという名目で、(法令などの改題があるとはいえ、基本的には)当該資格試験のHPに載っている過去問を科目別・分野別に並べ替えるだけで安くない金額設定なので、何とかなりませんかね。
・通商産業研究社「放射線取扱主任者問題集」
 いいところは①法令改正に対応しているところ、②解説があるところ(参考書の参照箇所が書いてあるところ)。5年分ですが。
 よくないところは問題のすぐそばに解答解説が書いてあるところ。これのせいで過去問演習としては使えないのが残念です。せっかく各年度の問題順に並んでいて法令の改題にも対応しているというのに。
 私は解説を読むためだけに使いました。5年分しかないですが……だったら市販の参考書でよかったのでは、と思わないでもない。まあ会社のお金だったので……。
 ちなみに書店で他の参考書もチラ見したのですが、問題集でこういう「問題のすぐ下に答えが書いてある形式」って意外と多いですね。私はまとまった時間を取った試験形式での問題演習って結構大事だと思っているので、他の人がこういう問題集のみでどうやって勉強するのか、逆に気になります。

※繰り返しますが、私は通商産業研究社の回し者ではありません。単純に会社が買ってくれた参考書なのと、できるだけ自分でお金をかけたくなかったためです。

スマートフォンアプリ
・公式
 いいところはスマホで気軽に問題を解けること。5年分しか掲載していませんが、解説もあるのでいちいち本などを参考にする必要がなくてよいです。まあメイン教材にはなりえませんが、隙間時間に知識確認という意味ではなかなかいいと思います。年度別でも科目別でも確認できて、いいと思います。ちなみに第1種だけでなく第2種バージョンもあります。これが公式から出ているというのだから、驚きです。無料だし。通商産業研究社、見てるか~?
 悪いところ……を述べるほどこのアプリには期待していなかったので特にないです。もし改善点を言わなければならないとしたら、正誤判定一問一答モードがあると便利かもしれません。正誤判定を行う問題の各選択肢を一つずつ表示し、その正誤を答える。答えると解説が表示される……みたいな。

その他
・大学の一般教養や高校の生物・科学で用いた図説類
 実家から発掘して置いておきました。化学は物質を扱うので具体的なイメージが欲しかったため。生物は、試験の傾向として、「生物学のうち放射線に関する科目と言っておきつつ放射線ほとんど関係ないやんけ~~~!!!」と突っ込みたくなるくらい、「一般的な生物学の知識」が要求されるようになってきているため。特にDNAの合成周りの知識。
 これらは必須ではないですが、たまに参照していい感じだったので、持っていて損はしないと思います(わざわざ買うほどではないと思いますが)。インターネット上の記事も大変参考になるのでそれでいいという方はそれでもいいかも。私はつい動画見たりネットサーフィンしたりしちゃうので、勉強中は極力パソコンは開かないようにしていました。

私の勉強の仕方について

私が取った順番は次のようになります。それぞれ述べます。

①知識習得:参考書(や作成した単語カード)を読む
②問題発見:問題集を解く、採点、参考書・解説を読む
③定着準備:単語カードに記載
④知識定着:上の①②③をひたすら繰り返す
⑤定着確認:試験直前期の過去問演習(HP掲載のもの)

①知識習得:参考書(や作成した単語カード)を読む

 とにかく参考書を一周しないことには何も始まらないので、読みました。私は頭が悪く、一度読んだだけでは覚えることはできないので、そこは開き直って、覚えてなくてもいいから目を通すことを重視しました。主義として蛍光ペンとかは一切使いません。
 ③で単語カードを作成した後は、主に通勤時間や会社の昼休憩の時間にひたすら単語カードをやっていました。こういう暗記90パーセントの科目は、触れた回数が勝負だと思うので、持ち運びしやすい単語カードは最適だと思います。単語カードは順番を並べ替えるのも容易なので、覚えたと思ったものは後ろの方の「覚えたゾーン」に回すことで効率のいい学習ができるのもいいポイントです。「覚えたゾーン」のカードは低頻度で見直して、忘れていたら「覚えていないゾーン」に戻す、というのがいいと思います。
 参考書を頭から読むのは9月中くらいまで、単語カードは作成次第試験まで繰り返しやっていました。

②問題発見:問題集を解く、採点、参考書・解説を読む

 参考書を一周読んだ後は、すぐ問題にとりかかりました。この時使ったのは講習でもらったプリントです。選択肢によっては解く段階で正誤を判定できないものとかあると思うのですが、それにはマークをつけておきます。そのあと丸付けをして、わからなかった問題やマークを付けた選択肢について調べます。該当する参考書の記述が見当たらない場合は、参考書の章末問題もチェックします。見つかったら、該当部分には軽くしるしを入れておきます。見つからなかった場合は、③④で丸ごと覚えてしまいましょう。
 異なる年度でほとんど似た問題もあったりするのですが、それもちゃんとやりました。複数回同じ問題が出ているということは、それだけその問題は重要だということになりますからね。同じ問題を何回も解くことで定着を図ります。
 ちなみに初めのうちはほとんど解けないと思うので、実質参考書を見ながら解いてるみたいな感じだったと思います。別にそれでいいと思います。
 全科目やりきるまでに大体11月半ばくらいまではかかった気がします。

③定着準備:単語カードに記載

 ②で間違えた問題、マークを付けた選択肢については、そのポイントを単語カードに記載します。もしすでにカードを作った内容と同じ内容の問題を間違えた場合は、必ずしも改めて作る必要はありません。当該カードを「覚えていないゾーン」の先頭に持ってくる等、覚えやすい工夫をしましょう。もちろん、同じ内容が複数枚あるとそれだけ目につきやすくなるため、覚えやすくなるとも言えるので、作っても◎です。
 ちなみに私は①で参考書を読みながらカードを作成するより、問題を解きながら出題のポイントに絞って作成するほうが無駄がないと思います。参考書も100パーセント出る項目だけで成り立ってはいないので。
 また、基本的には科目ごとに作るのがいいと思います。後で「あれなんだっけ!?」というときに単語カードを参照しやすくする目的です。
 単語カードの書き方ですが、「問題部分は短く、解答部分は長く」が理想だと思います。いくら力業の暗記の代表例ともいえる単語カードでも、文脈があり有機的に知識をつなげたほうが覚えやすいと思います。ただし、単語カードは基本的にそんなに大きくないので、見やすさとの兼ね合いである程度の制限はあると思います。
 単語カード、近所に意外と売ってなくてびっくりしました。安く済ませたかったので、無印の5個入りの単語カードを利用しました。最終的に15個くらい作成した気がします。

④知識定着:上の①②③をひたすら繰り返す

 私はデスクに座って腰を据えて勉強できるとき(1時間以上?)は問題集を使い、そうでない場合は単語カードを使って勉強していました。
 平日は通勤退勤の電車内で単語カードを、夜時間が取れれば問題演習を行いました。合計でも長くて2時間くらいだったと思います。休日は基本的に開店とと同時かちょっと後くらいにコメダに行って、朝8時くらいから夜17時くらいまで勉強していました。あるいは午前中に家事をやって、午後からファミレスとか。困ったことに自室では勉強できない性質なので、とにかく外で勉強することを心掛けました。この辺はやりやすいようにやるのがいいと思います。ちなみに、ついスマホやパソコンを触っちゃう人は外で勉強するといいと思います。テーブルに勉強道具が広がっているのにスマホいじってるのって結構恥ずかしいと思うので、勉強がはかどります(他人の目が気になるタイプなので)。

⑤定着確認:試験直前期の過去問演習(HP掲載のもの)

 試験と同じような状況で問題演習を行います。タイマーをかけて、紙に問題を印刷して行いました。実際には時間いっぱい問題を解くことはなかったです(わからない問題=忘れてる or 知らないから考えてもしょうがないので)。この時も正誤不明の選択肢にはマークを入れておき、採点後の復習に利用します。また、勘で選んだ問題には別途マークをし、実力の点数を出すようにしてました。
 12月入ってから試験まではこれをメインにしていました。ただし、法令に関しては、最近3年分くらいのみで、あとはずっと①~④をやっていました。
 過去問演習の出来については、勘で当たった問題を抜いても合格点には届いていました。ただ、すべての選択肢がわかるかというとそんなことはなくて、選択肢の組み合わせに助けられたところがかなり大きかったです。

コレ覚えるの!?みたいな事柄について

放射線取扱主任者試験第一種を勉強していると、いろいろなことを暗記させられるのですが、その中で「こんなこと覚えなきゃいけないの!?」と思うようなことがすごく多いです。私がそう感じた事柄と、実際に覚える必要があるかどうかについて書きたいと思います。判断基準は、「コスパ」です。

単核種元素・ECのみ核種・純β崩壊各種

放射線取扱主任者試験に合格しよう!のページの語呂合わせがいいと思います。すべての各種の質量数までは覚える必要はないと思います(コスパが悪い)が、IやPなどよく出る各種は押さえておくといいと思います。単核種元素の場合、質量数が安定核種の質量数より少なかったらECまたはβ+、多かったらβ-という判別もつきますし。

系列を作る各種

全部覚える必要はないです。以下を覚えれば大丈夫です。
①系列の名前、特徴
②各系列の最初と最後の各種
③最初の各種の半減期
④途中の各種で重要なもの(228Ra、226Ra、222Rn、220Rn)の半減期

周期表

①Krまで
②1族・2族・17族・18族
を覚えておけば十分です。ランタノイド、アクチノイドの中身とかは覚える必要がないです。後は追加で
③よく出る親娘核種(Sr-Y、La-Ba、Pb~Raなど)
を覚えておけば、十分でしょう。Pb~Raは壊変系列の関連問題でもたまに出ます。

標識

毎年必ず一問出ているので、覚えましょう。一個一個覚えるのは効率が悪いので、以下のようにするといいと思います。
①触れる→排気排水貯蔵箱(リズムで無理やり覚える)
②立入り→排水・保管に関する室(貯蔵室・保管廃棄施設)・管理区域(かっこ書きあり)
③但し書きなし→使用に関する室(使用室・作業室・詰替室)・放射性廃棄物
これを覚えるだけで1点と思うとコスパよくないですか?

帳簿記載事項

私は覚えられませんでした。例年は許可使用者の帳簿記載事項が出題されていたので、雰囲気を覚えていったのですが、今年はなんと届出使用者の方が出題されたのでびっくりしました。個人的には標識とかと比べるとコスパが悪いかなあと思います。出題のない年もあったので出ないほうに賭けたのですが、外しましたね。う~ん、覚えるのこれ?

確定的影響の閾値

全部覚えましょう。放射線宿酔とかに関しては何Gyで何時間以内に何割の人が発症というのもありますが、そこまでするのはコスパが悪いかなと思います。というかそこまで情報が網羅されてなかった。ので、明確に示されている部分だけ覚えましょう。

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