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ミライドン目線のサーナイトとロストヤミラミ対策備忘



はじめに

ミライドン使いです。

サーナイトやロスト、強いですね。
強い上によく当たりますので対策したいですが、対策カードの整理を始めたら頭の中がぐちゃぐちゃになって来たので、自分用の整理と言語化のためにnoteに記載します。

前提として、ミライドンデッキを使っての サーナイトex と ロストヤミラミ(=ルールポケを含まない or 安易に並べて来ない)への対策を記載対象とします。対策札は書き切れているはずがないので、都度追記・更新していきます。

基本的な考え

サイドレースとして考えます。相手にサイド6枚取られる前にこちらがサイド6枚取れば勝ち、を6手分考えます、という基本的なやつ。

対サーナイト

サーナイト側の動き始めは遅いですが、準備が整い次第 サーナイトex でエネルギーを付けた アルカナシャインサーナイトが高火力で殴ってこちらのルールポケを二枚取りして来ます。

ミライドンデッキは、ルールポケ中心・ブレインウェーブで確一されるHPのタネポケモン中心 という性質上、非ルールサーナイト相手にどんどんサイドを取られてサイドレースに逆転されて負けます。

簡単すぎる図にするとこんな感じ(相手先行)。

こちらが初手でサイド取って→次もサイド取った後にサーナイト側が動き出す、よく見るパターンとしました。順当に進められると、こっちがサイド4枚取った後に相手にサイド6枚目を取られ、二手足りません。

対ロストヤミラミ

考察対象は純ロスト。ロスト条件を満たす速度はかなり速いです。

ロストはダメカンばら撒きなので、サイドレースの表記としては100前後のダメ=サイド1枚、と考える形に簡略化します。(こちらは相手後攻)

後1ウッウ、その後も相手がそこそこぶん回って後2でロスト10枚達成したパターンで想定します。最後にかがやくリザードンや、その他隠し持っていたフィニッシャーで二枚取りされておしまい。

こちらも順当に考えると二手足りません。仮にロスト10達成が1ターン遅れても一手足りません。

基本的な進め方

サイドレースを順当に進行させつつ(毎ターン1枚ずつサイドを取る)、どこかで1手先制する(サイドを1枚多く取る)、相手を1手遅らせる(サイド取りを1ターン遅らせる)、の組み合わせで2手分のビハインドを巻き返す形になります。

想定通りに進まないパターン(殴れないなど)も考慮すると、理想としては 2.5手分くらいを対策したいですね。

具体的な対策

この章の対策をいくつか組み合わせ、二手分~のビハインドを埋める形が考えられます。

後1 or 先2でサイドを取る

これは対策というか前提の一つ。取れなくても巻き返す余地はありますが、勝利に必要となる1手が追加で必要になり厳しいです。なるべく初手で殴りましょう。ライコウが強い理由のひとつ。

サイド進行は(なるべく)相手のキーポケモンを潰す

こちらも対策というよりは立ち回りの一環。
進化前ラルトスやリファインキルリア、ロストのキュワワーなどを潰します。
どちらのデッキもドローエンジンだらけで、釣竿によるトラッシュからの復活も揃っており、確実性には欠けます。上手く嵌まってくれて相手の攻め手を1ターン遅らせてくれることに期待しましょう。

ベンチ狙撃などのサイド2枚取り

サイドを1枚ではなく2枚取ります。一番分かりやすい一手分アドバンテージの取り方ですが、前述したようにこの一手だけでは二手分のビハインドには足りないので、対策がここだけで完結しないようにするのが大事だと思います(noteに書いたお陰で気付けた)。

ミライドンデッキなら サンダーex や ジバコイルVSTAR、採用しようと思えばかがやくゲッコウガの手裏剣も採用出来るかな?などの、複数対象が取れつつ威力もある技が代表格。

もちろん相手はマナフィで対策して来ますので、マナフィを個別に撃破したり、復活阻害でロスト送りにしたり、ボス+キャンセルコロンを使ったり、相手のベンチが埋まるまで隠しておいたり…と言った立ち回りも必要になります。

エリカの招待、やまびこホーン+ボス などで 相手が隠している ザシアンV やフィニッシャールールポケを狙うのもこの分類。ロストがルールポケを持っているかは構成次第ですが、サーナイトにはザシアンV や ネオラントV が入っていることは多いですね。ただしミライドンはドロー系のサポートを使いたい場面が多く、この辺のカードの使いどころはなかなか難しいです。

また、ヨクバリスVMAX、ムーランドV、チャーレムV などでも2枚取りが出来ます。ミライドンデッキとしてはテツノカイナが待ち遠しいですね。

回復や回収でダメカンを消す

対ロストヤミラミ用の対策。場のダメカンを(時にはポケモンごと)取り除くことで、相手のロストマイン必要回数を増やします。ボタン、ウォロ、いれかえカート、かがやくアマージョ、崩れたスタジアムなど。

ロストのおとぼけスピットをミライドンなどのHP210以上で受けて→いれかえカートで回復するのは定石ですが、ヤミラミのダメカンばら蒔き挙動を踏まえると、1枚では最終的な相手のリーサルターンには影響ないことが大半です。(相手にサイド2枚のハンドを与えない、盤面を維持できる、と言った点では重要なので定石自体は否定はしません)
ミライドン受けに固執せず、ケースバイケースで受けを考えて行きたいですね。とは言えミライドンで受けることがやはり多いですが。
また、1枚では効果は薄めなものの、いれかえカートを複数枚使用出来れば相手のサイドレース遅延に大きく寄与してくれます。特にロスト相手の場合、雑に切りすぎないようにしましょう。

HPを増やす


代表的なのが勇気のおまもり。貼っておくだけでサーナイト側に要求させられるエネルギー数が増え、ロストの計算も狂わせられます。
ロストスイーパーでお守りを剥がされたり、リバーサルでサーナイトの打点を底上げして来たり…等で対策されますので過信は禁物ですが、サーナイトやロスト相手以外にも活躍してくれる、汎用性の高い重要などうぐです。
サーナイト相手には3ターン目対策として、なるべくこちらが二ターン行動した後のバトル場(≒順当に回った場合にサイド2枚目を取るポケモン)に、即死対策として貼ります。それ以降でも有用ですが、後ろのターンになるほどサーナイト側の火力がお守りを突破しやすくなります。お守りでの生存に成功すれば、一手捻出です。
ロスト相手には、基本的にダメカンの乗ったポケに使います。HP+50となりますので 0.5手相当の遅延の形。ただしロストスイーパーで簡単に剥がされますので、2-3枚用意してようやく0.5枚と考えるのがいいかな。

VMAXやVSTARを採用するのもこの分類になります。
VSTARは対ロスト・対サーナイトの両面で相手の要求ダメージを上げられます。有能。VSTARの進化前が狙われることは稀ですが、ダメカンが乗った場合はロストスイーパーで剥がされないお守りとなります。

VMAXは、ロスト相手にはHP対サイドの効率がタネVと変わらない、サーナイト相手にはザシアンVの青天井火力が怖い、と言ったデメリットはあります。この辺はサーナイトやロスト対策札として入れるよりは、デッキコンセプトに沿ったカードとして入れ、要所でサーナイトやロストへの対策札としても切るような運用がしたいですね。

特殊ですが、レジエレキV(タネ)にお守りを付け、ライトニングウォールでガチガチにしながら非ルールを狩るのもサーナイト相手には刺さりがいいです。ザシアンVも超エネ9枚までなら耐えます。

ジラーチ

言うまでもないレベルですが、レイジングサーフで追加された対ロストでの強力メタカードです。ベンチしか守れないのは気を付けましょう。

救世主

非ルールポケで殴る

対サーナイト用の、サイドを2枚ずつ取らせない対策です。
残りHPが60以下になったサーナイトを逃げ0ゼラオラで狩るのは黄金パターンですが、既に知られ過ぎていて、サーナイト側もHPが80残るようにケアして来ます。とはいえ毎回ケア出来るわけでもないので、ベンチには並べておくといいですね。

その他の非ルールポケモンにも採用の可能性はあると思いますが、ミライドンデッキでは非ルールにエネルギーを貼ると最終的なエネルギー不足に繋がるケースが懸念されるので、なるべくエネルギー効率のいいポケモンを採用したいですね。

なお、おはらいグローブやレジエレキVMAXの特性で火力を強化することで、エネルギー要求の低い技でも非ルールを狩れるようになります。

相手のやりたいことを妨害

ちょっと漠然とした対策群をここにまとめ。
妨害して相手のサイド進行を遅らせます。確実性の高い妨害・低い妨害があります。

確実性の高いものでは、穴抜けの紐もケアしてクレッフィを2匹並べた、いたずらロック+レジエレキVのスイッチボルトによるキュワワー封じが有名ですが、ここまでやると構築が大きく引っ張られるので積極的な採用は難しいです。

確実性の低いものについては、複数の手法を組み合わせることで結果として相手のサイド進行を遅らせる形が目指す方向性と思います。サーナイトやロストに拘らず、なるべく広い相手に流用出来たり、苦手な相手に刺さる妨害や、デッキのコンセプトに沿ったカードだと理想的ですね。

以下に思い付く限り羅列していきます

・手札干渉…ナンジャモ、ジャッジマン、ツツジ、オルティガ、スナッチアーム、レントラーVのスナイプファング(おはらいグローブやレジエレキVMAXと組み合わせ)
・雪道→サーナイトexのサイコエンブレイス、かがやくゲッコウガの隠し札止め。サーナイトには大抵割られる
・ロストシティ→釣竿によるポケモンの再利用防止。特にサーナイトやヤミラミなどの前に出るアタッカーや、マナフィを倒すターンに出したい
・災いの荒野→逃げエネ増加でキュワワーローテーションを多少は邪魔出来る
・ポケモンリーグ本部→ロストにぶっ刺さる(が、ミライドン側も受けるデメリットが大き過ぎる)
・崩れたスタジアム→キュワワーやラルトスの席を減らしつつマナフィを置き辛くしたり。前述した回収用途でも有用
・セイボリー→同様に席減らし。結構刺さるらしい?
・クラッシュハンマー→ロストがエネルギーカツカツな場合に刺さる可能性…があるかも?
・災いの箱(リベンジパンチ?)→サーナイトを相討ちに持っていける
・野党三姉妹→ミラージュゲートや釣竿を捨てられると強いかも?

おわりに

備忘として記事にしましたが、もし何かのお役に立てましたら幸いです。ご指摘・ツッコミ・提案などございましたらいただけると嬉しいです!

スイッチャー型ミライドンの感想とかも書いてます。本気で楽しいので色々魔改造中


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