見出し画像

【Ubuntu】ASUS Vivo VM42から異音がしたのでASRock 4X4 BOX-4300U/JPに乗り換えた話

小規模ながらUbuntuで自宅サーバを運用しています。主な用途は、家庭内システム(家計簿)のWebサーバ(Apache)&DBサーバ(mysql)&FTPサーバと、USB接続した外付けHDDのNAS化。

この度使用していたASUS Vivo VM42から異音がし始めたので、ASRock ベアボーン 4X4 BOX-4300U/JPに乗り換えたのでメモ。

ASUS Vivo VM42とお別れするまで

ASUS Vivo VM42は、正直いつなんのために買ったのか覚えていないです。リビング用途を想定した低スペック安価小型PCでありつつ、HDDとメモリだけはアクセス簡単にして換装しやすくしたよ☆という、情報リテラシーのどの層に訴えたかったのかよくわからない一品です。

もともとはWin8()で購入し、Win10にはアップグレードしたが、いつの頃からか何回アプデしてもロールバックされてしまう症状に悩まされ、何年か放置していました。

一方、一人暮らしじゃなくなった頃から自宅サーバを立てたくなり、メインPCのHyper-Vで構築したものの、リソース食いまくってうざくて移行を決意。ほったらかしてたVivoくんにUbuntuを入れて、運用し始めたのでした。

そのVivoくん、ある日突然、異音がし始めまして。ジジジとカラカラの間くらい。久々に出社した会社帰りに旦那から動画が送られてきました。

その瞬間、脳裏によぎったのは、「この2年間の家計簿データ、バックアップしてねえ…」でした。結果的に完全に死んだわけではなくて、バックアップは間に合ったわけですけれども。バックアップ、大事。大切なデータはいつも失ってから気づく。

異音の原因はわからずです。SSD換装済なので、ディスクとは考えにくい。ならファンか?と思って、一応アクセスしにくいメモリの向こう側まで開けて掃除してみましたが、あまり変わらず。異音したまま使い続けるのもな…ということで、更改に踏み切ったのでした。

要件と機種決定まで

掲げた要件は2つ。「無駄なくSSD(2.5インチ)差し替えだけで移行済ませる」「設置場所の関係で高さ7cm以下」でした。つまり、ディスクとOSはいらないが、小型で、でも2.5インチSSD対応と。そういう要件です。

自ずと行き着いたのが小型ベアボーンキットです。Vivo自体、Vivo V42Bというベアボーンキットがあって、後々なんでそっちにしなかったのか後悔した経緯があり、一度触ってみたいと思っていたベアボーン。同じくらいの温度感でラズパイも触ってみたいとは思っていたものの、2.5インチSSDでUbuntuごと引っ越すってなると、ラズパイである意味もないかなーと。最新機種では外付けブートもUbuntuも対応しているみたいですが。まあこれはまた別の機会にということで。

最初に候補にしたのは、ShuttleのDA320でした。

サイズも悪くなく、IFモリモリ、お値段も財布に優しい。

でも、ちょっと待てよと。APU買うなら、結局お安くないんじゃないのかと。ディスクとOSはいらないと言ったけど、APU別で買って取り付けるのはめんどくさいのよと。

改めてCPU(APU)付きに的を絞り、決めたのが、ASRock ベアボーン 4X4 BOX-4300U/JPでした。

Ryzenシリーズは初めてなのですが、ベンチマークサイトなど見てみると、APUつき4X4 BOXシリーズの中で一番低スペックなRyzen3でも、けっこうなスペックが出るとのこと。冒頭に記載した通り、宅内Webサービスと宅内NASにしか使ってないので、そんなにスペックいらないし。これでいこうと。

開梱

なんとなくドスパラで注文したかったのですが、在庫切れしていたので安定のAmazon先生に発注。深夜のお急ぎ便でちゃんと翌日に届きました。

外箱

PCが入ってるとは思えないなかなか小型の梱包。

開梱

開けるとさらにPCとは思えないちっさいものが鎮座。え、ちっさ!

手乗りPC

ちっっっっっっっっさ!!!!

内容物

内容物はこんな感じ。本体よりACアダプタの方がでかい説。今回は使わないですが、VESAマウンタも入ってます。ディスクはなんだろう…ドライバとか?取説は、日本語ゼロじゃないですが、ほぼないです。フィーリングです。

組み立て

さっそく組み立てていきましょう。まず、底のネジを外します。

底の蓋を開けたところ

はい。蓋(底ですが)に、2.5インチドライブのマウンタとSATAケーブルが貼り付けてあります。

Wi-Fiモジュール

取説では後付となっていたWiFiモジュール、AX200NGWがついていました。でも移植したOSから使えてなかったから、ドライバのインストールがいるのかも?そのための付属ディスクだったのかしら?有線運用なので、とりあえず今日のところはほったらかしです。

メモリを取り付けていきます。対応しているメモリはノートPC用DDR4 3200です。安さ重視で雑にAmazonで一緒に発注。とはいえ変に足引っ張られたくないので8GB×2枚の16GB構成にはしました。メモリも安くなったよね。

メモリ装着

30度の角度で挿して、寝かせてパチンと留めます。メインPCのガレリアより全然取り付けやすかったですw

続いてSSDの取り付け。まず、Vivoくんから引っこ抜くところからです。

ASUS Vivo VM42(御老体)
御開帳

Vivoくんイチオシ、換装し放題なディスクアクセスの良さ。もともと3.5インチHDDが入るところに、crucialのSSDがちまっとおさまってます。480GB。

これ書いてて思い出したけど、このSSD、昔使ってたMacBook Proのために買ったんですよね。2011年モデルに無理やりSSD突っ込んだからか、たまにファンが爆回りしてるなーとか思ってるうちに、バッテリーが爆発してMacBook死んじゃったんです。あれ?今回もVivoくん死んじゃったな?なんか不吉かもしれないこの子。

蓋から外した2.5インチディスクマウンタ

ま、そんな不吉さは放っておいて、マウンタ外してさくさくっとつけていきますよー。

どっちに向けてもネジ穴合わない
結果、なんか浮いてる

ペタッとつけるとネジ穴が合わなくて、結果ちょっと浮いてます。正解かよくわからないけれども、そのままいっちゃえ!ってことで

SATAケーブル装着

SATAケーブルつけて、閉めて完成!!あとは、OSごとうまく移植できてるか、ブートができるか……

起動&動作確認

めんどくさくてなんのスクショも取ってないですが、電源入れたら、普通に動いたーーーーーー!!!!!!!Ubuntu移行、マジ簡単。神。

IP固定していたんですが、その設定だけは変わっていました。NIC変わったからですかね。

IPを元の筐体と合わせてからは、Webサービスへの接続(ブラウザアクセス、DBアクセス、FTPアクセス)も、NAS接続も、メインPCからのRDP接続も問題なしでした。

まだ使い始めたばかりだし、日常使いでなくサーバ用途なので、まともなレヴューをする日が来るかはわかりません。今のところは、小さいし静かだし、大満足です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?