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権限移譲と説明責任とドライブ
最近妻の脱ペーパードライバー練習に付き合うことが多くて、
なんとなくやってることがSL理論っぽいなと思っていたんですが
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それはおいといて、この本読んでた時に「説明責任とドライブ」について触れられていたので、ちょっと考察してみました
書籍によると、説明責任について以下のように触れられています(一部抜粋)
チームの行動を説明できるように、ブリーフィングとバックブリーフィングを行う
ブリーフィングでは、一方が自分の意図する結果を伝え、その結果に向かう際の制約を与え、実行中に利用できる裁量を説明する
ブリーフィングだけでは相互に説明責任を果たしているとは言えないので、実行当事者が主導する「バックブリーフィング」を行う
バックブリーフィングとは望ましい結果を達成するための具体的な計画を説明し、この計画が当初の結果、制約、裁量と一致していることを確認するためのもの
で、そのモデルについて例示するためにドライブでの旅行について触れられていたのですが、あんまりその詳細がしっくりこなかったので考察しなおしてみようかなと
まず仕事における説明責任(アカウンタビリティ)とは、一般的に権限と裁量を与えられた実行当事者が、指示者に対して進捗等説明するものと考えられることが多い気がしますが、説明責任は指示者にも実行者にも両方にあると言えます
その上で家族でドライブに行く例について考えると、うちは4人家族で、ドライブに行くとしたら大体以下の構図になります(パワーバランスがどうとかいう問題はここでは無関係な論点です)
指示者:妻と子ども
実行者:僕
ここで、自宅からディズニーランドにドライブするとしましょう
普段は
指示者「ディズニーへ行け」
実行者「はい」
くらいの会話で済まされていますが、本来これでは双方の説明責任を果たせているとは思えません
これを業務指示として、ブリーフィングとバックブリーフィングをしてみます
ブリーフィングにおいては、指示者から実行者に対して要求する結果と、実現のための制約、裁量が十分に説明されている必要があります
指示者「私が要望するのは、開演前にディズニーランドに到着し、朝イチで入園できる状態です(結果)。長女の乗り物酔いが酷いので、Google Mapで推奨される謎の下道は避け、なるべく幹線道路を通ってください(制約)。途中湾岸道路に乗るか、下道で行くかの選択は自由です(裁量)。」
これを受けると、実行者側の僕としては、そこに対してどう到達するのかを指示者に対して十分に説明し、双方に認識齟齬がないことを確認する必要があります
実行者「開演前にディズニーランドに到着したいという結果に向けて、朝8時には遅くとも家を出発できる状態にします。幹線道路をメインルートにするため、Google Mapではなくカーナビに幹線道路優先条件でルートを提示させます。今家計は火の車なのでなるべく下道を選択しようと思いますが、湾岸道路付近に到着した時間が7:30を過ぎていた場合、高速道路を選択し、望む結果の実現を目指します(詳細な計画)。」
確かに、ここまで詳細に双方の認識が揃っていると、出発して数分で「パパーまだー?」と聞かれるような状況にはならなさそうですね
これが仕事で望まれている「アカウンタビリティ」です
肝に銘じておくようにしましょう
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