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笑顔の裏側にあるものについて

早速ですが、笑顔が素敵な方ってすごく魅力的ですよね?
メラビアンの法則について耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。


メラビアンの法則とは?

ミュニケーションにおける情報の伝達は、
・言葉(言語的メッセージ)が7%、
・声のトーン(声の質)が38%、
非言語的な行動(視覚的メッセージ、例えば身振りや表情)が55%という割合で構成される、というものです。

メラビアンの法則から笑顔がいかにコミュニケーションにおいて重要性を占めているのかについてわかります。
しかし、同時に実はこんな法則もあるのです。
デスモンド・モリス氏が提唱した「人間の動作で信用できる順」についての法則です。

「人間の動作で信用できる順」についての法則とは?

彼の理論によれば、人間の発する情報の信頼性は、次のような順番で高いとされています:

  1. 触覚: 直接的な触れ合いや握手など、肌の接触による情報が最も信頼できる。

  2. 体の動作: 身体言語や姿勢、動きなどがそれに次ぐ。

  3. 顔の表情: 喜び、怒り、悲しみなど、感情を表す顔の表情。

  4. 声のトーン: 言葉の意味よりも、話し方や声の高さ、速さなどの声の質が重要。

  5. 言葉: 最も信用できないとされ、言葉は意図的に操作されやすい。

この二つの法則から導き出されることは?

当たり前と言えば当たり前の結論ですが、以下の二つの結論が導かれます。
・私たちは素敵な笑顔を浮かべる人を魅力的に感じやすい。
・しかし笑顔は実は作為的に浮かべているケースも多い。

この二つって、一見するとネガティブに感じてしまいそうではないですか?
ですが、そうではないんです。

いつもにこにこしてる人って?

実はいつもにこにこしてる人の中には、生来から楽天的な方ももちろんいるのですが、いろいろと苦労をされてきた方が一定数います。
そんな方は時に楽天家だと勘違いされることもありますが、実際はそうではなくて、「笑顔でいる」ことの大切さを経験から深く知っているんですね。

例えば、人間は「悲しいから泣く」のではなく、「泣くから悲しい」のだという研究成果もあります。実は、神経の伝達速度などを加味した結果、「悲しいと思う前にすでに泣いている」ということが判明したということのようです。これはどういうことかというと?
涙を流す条件付けのようなものがすでにこれまでの人生経験から行われていて、その刺激が加わると泣くようにセットされている。そして、泣いた後に「ああ、自分は悲しかったんだ」と理解する。こういうことなんですね。

結論です

いつもにこにこしてる人で楽天家と勘違いされている人の中には、人生で苦労をしたからこそ、「笑顔でいることの重要さ」を学びそれを意識的あるいは無意識的に実践している方がいます。
それはなぜか?もちろん、メラビアンの法則もありますが、「笑顔でいると幸せな気持ちになりやすい」ことを理解しているからなんです。
身近にそんな方がもしいたら、そんな素敵な方をぜひ大切にしてあげてほしいと思います。


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