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香りと匂いの違い

朝。前もって周到に用意していた母への手紙をようやく出した。母の日は感謝の気持ちを伝える日だけれど、特に意識はしない。定期的に感謝の気持ちを伝えているからだ。(つもりかもしれない)練習から帰ってくると昼ごはんを作った。自分は自分の家で料理をするのがキライだ。というのも、料理をしたときのニオイが部屋に、服に、ふとんに、カーテンに、つくのが嫌だからだ。前に、ニンニク料理が大好き、という子に出会ったけれど、ああこの子とは付き合えないなと思った。(実際に付き合っていなかったけれど)とはいえ、一人暮らしを経験したことのある人はわかると思うけれど、本当は毎日健康的なご飯を食べたいし、試合の日は焼肉を食べたいし、暇な時間にはスタバへ行きたいし、甘いものが食べたくなれば男の自分でもパンケーキが食べたい。それができないから仕方なく作る。空腹は最高の調味料、というけれど本当だと思う。空腹なしでは自分の料理は食べられない。思えば、まだ実家にいた時、家ご飯で不愉快な思いをしたのは、焼肉と、お好み焼きぐらいだ。母の料理のニオイが気になった記憶がない。手紙にはそのことも書いた。やっぱり母の料理を食べる時が一番の幸せ。(あと、時間を忘れて眠るとき)

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