WindowsでLinuxをネイティブ実行する方法(WSL)

AMD自作PCを組み立ててUbuntu環境を作りましたが、普段使っているのはWindowsなので、WindowsでもUbuntu環境があった方が便利と思い、調べてみました。WSL(Windows Subsystem for Linux)というWindowsに仮想マシンを作ってLinuxコマンドをそのまま動かす方法があることが分かり、インストールも難しくなかったのでメモとして残しておきます。

WSL(Windows Subsystem for Linux)のインストール

Install WSL

上記WEBページの手順で出来ます。簡単なインストール方法（Simplified install (preview release): wsl --install）というのはWindows Insider Programに登録する必要があるようなので、マニュアルインストールでやってみました。

Step 1 - Enable the Windows Subsystem for Linux

PowerShellを管理者モードで実行します。下記画像参照。

PowerShellで下記を実行。コピペするだけでOKでした。

dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart

Step 2 - Check requirements for running WSL 2

Windowsバージョンの確認

Windowsキー＋Rでポップアップするコマンド実行窓に「winver」と入力。

Windowsバージョンが表示されます。

64ビットのIntel/AMD系CPU環境の場合、Build 18362以上であれば大丈夫のようです。（ARM系CPU環境の場合はBuild 19041以上）

For x64 systems: Version 1903 or higher, with Build 18362 or higher.
For ARM64 systems: Version 2004 or higher, with Build 19041 or higher.

Step 3 - Enable Virtual Machine feature

Windowの仮想マシンを有効にします。PowerShellで下記コマンドをコピペ実行するだけです。

dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart

※次のステップで分かりますが、ここでPC再起動が必要です。

Step 4 - Download the Linux kernel update package

このリンクからLinuxカーネルパッケージ(wsl_update_x64.msi)をダウンロードします。

タイトル未設定

ダウンロードしたパッケージをインストールしようとすると、エラーになりますので、まだPC再起動していない場合は、PCを再起動します。

PC再起動後にインストールすると問題無くインストール出来ました。

Step 5 - Set WSL 2 as your default version

WSL2をデフォルトに設定します。PowerShellで下記をコピペ実行。

wsl --set-default-version 2

Step 6 - Install your Linux distribution of choice

Microsoftストアから希望のLinuxディストリビューションをダウンロードします。私はUbuntuを選びました。

https://aka.ms/wslstore

ダウンロード後、Microsoftストアから「Launch」をクリックすると、Ubuntuのコマンドウィンドウが起動します。

Chia 1.1.7のダウンロード

ちょうど本日Chia 1.1.7がリリースされたようなので、Chia 1.1.7をWSL環境でインストール＆実行してみます。

Chia-Network/chia-blockchain

次回に続く