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【SE女子の日常】隣の席でもチャットを使う

コミュニケーションの基本はチャット

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仕事上のコミュニケーションには何を使うことが多いでしょうか。対面で打ち合わせ?電話?メール?

私が在籍していた会社では、電話(内線)やメールの他、チャットツールが用意されていました。

チャットツールを使ったコミュニケーション、とてもラクです。メールほどマナーに気を使わなくてよく、用件さえ伝えられればそれで問題ありません。メールの場合、相手の役職なんだっけ?とわざわざ確認する作業が時間の無駄に感じられて好きではありませんでした。チャットなら役職をわざわざ書く必要もありません。

私は「話す」より「文字を打つ」方がコミュニケーションの手段として好きです。「話す」のがあまり得意ではないのです。そのため、隣の席の同僚に聞きたいことがあるときも、チャットツールを使ってコミュニケーションを取っていました。図を描きながら相談したいことは口頭で話しながらコミュニケーションを取っていましたが、説明が文字だけで済む場合は隣の席であろうとも、チャットツールで済ませていました。

チャットを使うことでやり取りが可視化される

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私がチャットを好むのは「ラクだから」だけではありません。チャットを使うことで、やり取りの内容が残るからです。

口頭で話しただけだと何も残りません。話したことでタスクが生まれるならば、メモかなにかに書きとめておかなければ忘れてしまう可能性があります。どうせ何かに残すことになるならば、はじめから残るものでコミュニケーションを取る方がラクなのです。

最初から「文字」でコミュニケーションをとることで、チャットに参加していない人にも内容を共有しやすくなります。メールで情報共有するにしても、コピペするだけで済みます。分からないことについて有識者に話を聞いて、チーム内に情報共有するのは多々あることです。その都度口頭で話を聞いていたら自分で文字に起こさなければなりませんが、チャットでやり取りしていると、それをそのまま共有するだけで済みます。

回答する側も、以前似たような質問に答えたことがあったり、どこかにまとめていることであれば、その内容を横流しするだけで済みます。コミュニケーションのコストが下がるのです。

ちょっと離れた席の人にお願いしたいことがあるときも、移動がめんどくさいのもあって基本的にはチャットツールで連絡を取っていました。チャットであれば「今相手は空いているだろうか」と様子を伺う必要もありません。移動してみたら他の人と話しはじめていた、なんてこともあるのです。チャットではそれがありません。送るのはいつでもOK。返事も相手のタイミングでOK。

対面でのコミュニケーションはすぐにレスポンスが得られるため確実ではありますが、同時に相手の時間を強制的に奪ってしまいます。よほど急ぎの用事ではない限り、今すぐのレスポンスは必要ありません。

対話をすることで、仕事内容の理解を深めたり、仕事の方針を迅速に決めることができます。対面でのコミュニケーションには対面ならではの役割があります。

「情報を得るためのコミュニケーション」はメールにしろ、チャットにしろ、文字でやり取りした方が圧倒的に役に立ちます。コピペするだけ、はコミュニケーションの時間を短縮でき、手間も省けます。対面でのコミュニケーションと文字でのコミュニケーションは役割が違うのです。

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