見出し画像

ドーパミン分泌方法

 久し振りに東京で吹雪、雪質はベチョベチョでしたけどね。地面が乾くまでしばらくグライダーは辞めときましょう。春はいくらでも気象条件の良い日がやってきますから。

 飛ぶ日は、それまでの時間軸が明らかに変わります。地上の生活から時間の進み方が加速したり減速したり、いつも不思議に思うのは、脳味噌が分泌する『ドーパミン』の変化ではないかと思うんです。

 ドーパミンは「快感や多幸感を得る」神経伝達物質と言われてます。それを瞬時に得るのに最も簡単な方法は「飲酒」。または覚醒剤などの違法薬物です。

 非日常からエスケープしてくれる物質ですから、生きていくスパイスとして欠かせません。何かしらのカタチで、ドーパミンを得るために生きているとも言えます。

 ゆえにアルコールは手軽で好まれるのでしょう。でも、断酒がテーマなので、アルコール抜きでドーパミンを得る方法が見つかれば、お酒との縁が切れる、と思うんです。

 現実を忘れされてくれる趣味、私にはグライダーがまさにそれです。飛びに行く日は、前日の夜から明らかに時間の流れ方が変わり、当日の朝はドーパミンの分泌を感じます。

 ソアリングしている時は、快感や多幸感もありますが、緊張と上昇気流を見つけるために徹底的に集中します。これはドーパミンが成せる技だと思います。

 お酒で得られるドーパミンの何十倍も、ソアリング中に感じているのです。断酒によって得られるご褒美を探すことが、必要なテクニックかもしれません。

 グライダーはいつでも飛べるものではありませんが、日々、気象条件を研究することにより、ドーパミンを得る準備をしているのかも知れません。

 酔わなくても得られるドーパミンを探すこと、これは重要だと思います。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?