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断酒への洗脳

 

 四半世紀前までは、タバコを吸うのがあまり前な時代。吸わないと肩身が迫った。私も15歳から吸い始めて、30年間、最後は1日2箱以上50本のヘビーチェーンスモーカーでした。

 当然、気管は酷く荒れて咳込むし、息切れしながらも、ニコチンの陶酔感を求めて吸い続けた。何度も禁煙に失敗したけど、禁煙外来でニコチンパットとかの薬物治療をしなくても辞められたことは、大きな自信になった。

 ニコチンの禁断症状は、アルコールよりも私には強かった。吸いたくなる時、ガムやキャンディで胡麻化していたけど、最終的に選んだのは、『水』を飲むこと、でした。

 水で口内をスッキリさせ「口寂しさ」を低減する、単純ながら効果ありました。お金も必要ないしで。

 それと禁煙そのものにはそんなに拘る必要はないと思ってます。たかがタバコ、何時吸ってしまっても、深く考えず、またの機会に挑戦すれば良いのです。

 禁煙してから一度だけ吸いました。銘柄は「ロングピース」。ニコチンが高くて、もっとも美味しいタバコの一種です。

 その頃は酒も飲んでいたので、アルコールとニコチンの快感、素晴らしかったのですが、タバコを吸った後の口の中に広がる苦々しさ、これには参りました。

 慣れれば問題ないのでしょうが、こんなに臭くて苦いものを吸っていたなんて、今では考えられません。人間勝手です、完全な嫌煙人間になりました。

 一部では、断酒よりも禁煙の方が難しい、なんて言われてます。ニコチンによる脳の快感、興奮がインプットされているようです。私も禁煙後、2年間くらい夢の中で吸ってしまって、「しまった!」って目が覚めました。

 それほどニコチンの依存性は高いのです。

 そんなタバコも徹底的に排除されてました。電子タバコを含めて、吸っていると視線が冷たい世の中です。喫煙所を探すのに苦労が多いようです。

 そして、次の『魔女狩り』は、アルコールです。YouTubeには、アルコールの害を解説する医師の動画が溢れています。それらを見続けると、自然にお酒が美味しくなる。

 もちろん、それらの情報がすべて正しいとは限りませんが、酒は毒、これは絶対揺るぎない真理です。そこまでして毒を飲むのか。

 これは個人の判断です。取り合えずYouTubeの鑑賞をお勧め、かな。

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