琵琶湖を目指したバイク旅の記録。（全行程1362km） その３

ゆないキズト

というわけでというわけでというわけで「その３」
です。

3日目、名古屋のネットカフェを07時40分に出発して……
浜名湖を目指します。
(ちょっと寝過ぎましたw)

ここは、ずっと国道1号線を走ればいいだけ。
なのですが、やはりまあまあ混んでいて、うまく進めない感じ。

岡崎市の「道の駅・藤川宿」に09時ころ到着したので、寄って朝食を食べます。
名古屋からは52km。

頼んだのは、

「きしめん」です！
やっとご当地っぽいものを食べられます。
……私の場合、旅先でもマクドや松屋とかで済ませてしまうコトも多いので……w
名物が食べられてよかった。

きしめん、柔らかくって美味しかったです。まあ、きしめんにハズレは無いよねw

再び浜名湖へ向けて、ひたすら国道1号線を走る……

そしてそして、11時10分、浜名湖にたどり着きました！
名古屋からは108km。

はえー。キレイ。しばらくぼーっと見とれてました。
日本で10番目に大きい湖です。

湖水がとてもキレイに見えたので、浜名湖のCOD値を検索してみたら、2ppmだそうで、泳げる場所もあるみたいです。
(ちなみに、霞ヶ浦は8~9ppmで、泳げない……)
ここにも温泉施設はあるらしいです。今回は寄りませんでしたが。

しばらく見とれてから、浜名湖と海の間を渡る道を通って、佐鳴湖(さなるこ)へ向かいます。
この道は最高でした。日本じゃないみたいな風景を見ながら走れましたよ。

そして佐鳴湖。浜名湖のオマケみたいな湖ですが、なかなか良い湖です。



しかしこの佐鳴湖、かつては「日本一湖水が汚い湖」だったらしく……
その時のCOD値は、18ppmくらいだったそうです。ひえぇ。
現在のCOD値は6~7ppmと、素晴らしく改善されています。すごい。

というわけで、静岡県の湖西市から浜松市内を下道をゆっくり走っていましたが、さすがにこのペースだと茨城に帰り着くのに気が遠くなるので、高速道路を使うことにしました。

浜松北インターチェンジから、東名高速に入りました。
途中、トンネルを抜けたら正面に富士山が見えるという光景に出会えましたが、
やはり高速道路はずっと走っていると退屈ですね。

そんなこんなで、高速道路を100kmほど走って、
14時40分に富士川サービスエリアに入りました。
浜名湖からは120kmほど。
ここが、最高の場所でした。

サービスエリアと道の駅が合体していて、お土産屋も食事処もたくさんある。(一般道からもアクセスできます)
富士山を見ながらコーヒーが飲めるラウンジもある。
屋台も出ていて、さらに、観覧車やプラネタリウムもあって……充実しすぎている！
ゆっくり回ったら、半日以上ここで使ってしまいそうです。

ここのレストランでかき揚げ丼を食べました。富士山を見ながら食べられます。
2000円でしたが、最高です。


しかし、その後2000円でうな重を食べられるお店を発見してしまって……w
ちょっと後悔。ココにはまた来よう。


１時間ほど、富士川サービスエリア内を見て、
15時50分、また下道で神奈川県の厚木市を目指します。
ここまで走っても、まだ静岡県の中央部くらいなんです、静岡県の東西の長さを舐めてはいけない。

富士市から、裾野市を抜けて御殿場市へ。
この辺りは、どこでも富士山がキレイに見えました。静岡県ズルいです。


こんな写真が、いくらでも撮れます。
しかし、いちいちバイクを停めて写真を撮ってると、全然進めない……w
静岡県はズルくて魅惑的です。

そして御殿場市に着いたのは17時。
富士川サービスエリアからは36kmでした。

ここから、神奈川県の山北町へ。
ここも県境。なかなかの山道です。
しかもさすがにこの辺り、ゴールデンウィークということで、どうしようもなく渋滞してしまっていました。

どうしようもなくってコンビニに寄って調べたら、この辺りから始まっている第二東名高速道路の区間があるコトが判明。
新秦野インターチェンジから、伊勢原大山インターチェンジまで、高速道路を使いました。
二年ほど前にできたばかりの高速道路で、とてもキレイで走りやすかったです。

というわけで、厚木市の温泉施設「湯花楽」に着いたのが19時40分。
御殿場市から厚木市は、60kmでした。
本当は、この日のうちに水戸に帰りつきたかったのですが……
さすがに無理なので、あきらめましたw
温泉に入って、家に帰るのは次の日にしました。

そして、ここの「湯花楽」もなかなか良い施設でした。
マンガが大量にあって、ここでたまたま読んだ「信長のシェフ」にすっかりハマってしまったりしましたw

その後、例によって厚木市のネカフェに泊まって……



最終日、5時20分に出発しました。

せっかく神奈川県に来たので、神奈川県の湖も見ておこう、と。


まず宮ヶ瀬湖。

広い。なかなか落ち着く。
神奈川県清川村にあります。神奈川県にも、「村」があることを初めて知りました。

そして、宮ヶ瀬湖から15kmほど離れたところにある、津久井湖。

宮ヶ瀬湖よりは小さいのですが、それでもけっこう広いです。
ダム湖には、ダム湖なりの魅力がありますね。

というわけで、津久井湖まで来たら八王子まではすぐです。
本当は、埼玉県の狭山湖も見たかったところですが……
高速道路を使えば、午前中に水戸まで帰れることが判ったので、今回はパス。
埼玉県は通るだけになってしまいました。っていうか、埼玉県はいつも通るだけになってしまう……w

八王子市から、日野市を通って埼玉県朝霞市へ。
和光インターチェンジから、東京外環道に入ってー
常磐道を使って、友部サービスエリアまで一気に走りました。厚木市からは190km走りました。

茨城県の友部サービスエリア。地味ですが、売店や一部食事処が24時間営業しているので、何気にすごいです。

というわけでというわけで、ここから高速道路を降りて、最後に寄ったのが……
水戸市河和田町の、「千束池」。

ちっっっっっちやいw

琵琶湖の838分の1の大きさです。逆に言うと、この千束池が838個集まれば、琵琶湖に匹敵するということで……

しかしながら、小さな池には小さな池なりの良さがあります。

池の一角に、スイレンが咲いていました。
のどか。

ということで、千束池から自宅まではすぐ近く。

13時くらいに、自宅に無事帰りつきました。

総走行距離は、1362kmでした。
やはり、いろいろ寄り道してしまう帰路の方が長くなる傾向がありますw

というわけでというわけでというわけで、水戸から琵琶湖まで行って帰って旅の記録でした。

疲れたけど、初めての光景をたくさん見れて満足です。
奇跡的に、四日間とも天気が良くて最高でした。
事故もなく、YZF-R15ちゃんも調子が良く帰ってこれて良かったですね。

では、今回の旅のまとめ。

・「ホルスターバッグ」が有用。
本格的にバイクに乗るようになるまでは、その名称すら知らなかった、「ホルスターバッグ」ですが、とても使いやすくて有用でした。
腰から下げて太ももに巻くタイプのバッグです。着けててもほとんど邪魔にならず、意外にモノが入るので、バイクに乗らない人でも、キャンプとか、普段使いでも役に立つ良いバッグだと思います。もっと早く手に入れていれば良かった……
Amazonなどで、「ホルスターバッグ」で検索すると、いろいろなモノが見つけられますので、オススメです。

・長野県と愛知県の県境は大変。
今回の旅で最難関だったのが、長野県から愛知県へ抜ける道……!!
やはり古来からの県境。険しいです。今回は昼間に通ったから良かったのですが、夜中に通るのは危険だと思われます。
しかしながら、先月私は、福島県の浄土平へ行ったのですが、そこへ向かう道はもっと大変でしたw
まだまだ日本には険々しい道がありそうで、楽しみです。(?)

・愛知県は、名古屋市だけではない。
愛知県といえば、「名古屋県」と言われてしまうくらい、名古屋市しか注目されない県、という印象ですが……
今回通った「新城市」「豊川市」「岡崎市」は、それぞれなかなかの見所がありそうなところで、次回はもっとゆっくり回って見てみたい土地でした。
まあ、今回通るまで、私も名前を知らなかったのですが……w
未知の土地を肌で感じられる、やはりそれが旅ですね。

・岐阜県も魅力的。
そして今回、やはり通るだけになってしまった岐阜県ですが、ここも魅力的な土地です。
写真を取り忘れてしまったのを後悔しているんですが、揖斐川沿いの風景は素晴らしかった。ここはもう一度行きたい。
関ケ原もそばを通るだけになってしまいましたが、いつかはゆっくり見てみたい場所ですね。
地味ではあるのですが、岐阜県、魅力的です。

・事前準備大事
そして、ちょっと今回、下調べが足りなくて……
琵琶湖周辺、もっと調べてから行った方が良かったな、と思いました。
名物はなんなのか、とか、歴史など。
安土城跡はゆっくり見れたので満足ですけどね。
やはり下調べは大事です。

・静岡県はズルい……
そして思い知ったのは、静岡県の魅力力！
浜名湖があり、富士山があちこちで見れて、新幹線が街中を走っている……！
ヤマハとスズキの本社があり、それぞれの歴史館もある！
熱海と伊豆もあり、温泉地も豊富で、山も海もある……
ロダン美術館もある……
そして、さわやかハンバーグもある！
……勝てない……w
今回はほとんど素通りになってしまったのですが、調べれば調べるほど静岡県はズルいです。
こんどはゆっくり、静岡県のいろいろな場所を探訪してみたいですね。

そしてまぁ、見どころの少ない埼玉県がかわいそう……w


というわけで、今回の旅の結論は、
「埼玉県がかわいそう」
という、結論になってしまったのでしたー。

……うそうそ、まだまだ知らない、日本の魅力をたくさん知れた、良い旅行でしたよ！

へそ天！
ゆないキズトでしたー。











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