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[TRANSTIC NERVE]――『私が愛したヴィジュアル系』

〈2344文字〉

『ふざけ過ぎだ』とのクレームをいただいています。

今回は真面目に[TRANSTIC NERVE]を紹介します。
私が持つ[TRANSTIC NERVE]の音源は以下です。

1997.08.21 Al『TRANSONIC VISION』
1998.11.21 Al『SHELL』
1999.03.17 Sg『振動』※メジャーデビューシングル
1999.06.23 Sg『WAKE UP YOUR MIND'S “JESUS”』
2014.12.28 Sg『NEVER END』

早速『ふざけてる!』との非難の声が届きましたが、事実ですし、真面目です。

私はこの頃の[TRANSTIC NERVE]が大好きなのです。
正直なところ、突出して『SHELL』が好きです。

その昔(1998.11.21あたりですが)、『SHELL』を買い、どハマりして、その後の情報で東区の西鉄香椎駅内にあったヨシダ楽器で『SHELL』を買えば、『Whisper』のPV(VHS)が一緒にもらえることを知り、わざわざ買いに行った思い出があります。店員さんが倉庫内にあるビデオをなかなか見つけ出せなくて、「アッ、ありました」「やったー」となったのを覚えています。
またその帰り道では、香椎のダイエーの敷地内にあったロッテリア(かドムドム)で、昼食をとりながら、大判ステッカー付きというオフィシャル通販を頼もうか、本気で悩んでいました。買いませんでしたけどね(笑)。

この『SHELL』の初回盤は、ちょっとだけしょぼいですよね。
いえ、今なら比較的流通もしている紙ジャケットですけど、当時は『スペシャルBOX仕様』と銘打ってアレだったので、がっかりした覚えがあります。
え~とですね、メンバーさん、私は2枚買ってますから

そういえば、ヨシダ楽器さんは、[Syndrome]の『兎と羊』をもらいに行った場所でもあります。そのときも、私が最初だったので、「エッ、そんなのあるの?」というふうに、戸惑われていましたけど(笑)。

どんどん趣旨から離れていきますが、『VOICE OF ARIOLA』をもらうときは(とくに回が進むにつれて)、さすがにタワーレコードの開店前に数名がたむろする形で待っていましたね。行列になるまではなかったですけど。
私は当時すべてをもらい受ける形で集めましたが、これを読んでくれている方の中で『VOICE OF ARIOLA』Vol.1~6すべてを集められた方は何人くらいいるのでしょうね?(どれほどのkyoさん好きかが、わかっていただけるでしょう(笑))
※残念ながら今は持っていません。というかビデオを含むテープ類は今、一本も持っておりません。

ごめんなさい。
ふざけてはないのですけど、不真面目ではありますね(笑)。

そんな[TRANSTIC NERVE]でおすすめしたい曲は、なんのなんの、私のそれまでの好き加減を飛び越えて好きになった『NEVER END』です。


あらあら、うれしいことに、こちらにもお便りが届きましたよ。

「どうしてメジャーファーストアルバム『セルフラッシュ』は持っていないの? ノリのいい曲も多いのにもったいない」

ええ、本当、『セルフラッシュ』がよいアルバムなのは認めます(ちゃんと所持しています)。あのシースルー仕様のジャケットもいいですよね。

では、なにゆえ先行シングルだけ表記し、そのアルバムを表記しなかったかというと、これもやっぱり[D≒SIRE]のときと同様に触れないだけの理由を触れないまま察していただきたかったのですが(苦笑)、歌詞の制作をvo.TAKAさんだけではなく、作詞家の方が半分近く手掛けられている作品だからです。

言い換えるなら、この(大好きな)時期の[TRANSTIC NERVE]の世界観を、すべての面において体現しきった作品とは呼べない――などと私が勝手に思っているからかもしれません。

私は、このアルバムでは、TAKAさんが作詞(ないし歌詞を共作)した6曲だけを聴いています。『振動』『AIR』『WAKE UP YOUR MIND'S “JESUS”』『bark』『ANOTHER KING』『屈折』が、そうですね。
※共作名義のものは、おそらく大半をTAKAさんが作詞したものと思われます。

私を変人だとお思いの方、ええ、どうぞご自由に(笑)。

本当は、この著名な作詞家に作詞してもらえるのは、大変光栄なことなのかもしれません。どういう経緯でこの作詞家さんが関わることになったのか、事情はまったく存じ上げませんが……。

でも、バンドが好きな私は、やっぱりバンドの信念が詰まった音源を聴きたかったです。

とはいえ、作詞家さんの書かれた歌詞も流石すばらしいものです(言葉選びや言葉遊びなど上手すぎるくらいに)。
『愛とパラノイア』や『MAZE』、『GLITTER RUSH』は、
それまでの[TRANSTIC NERVE]のイメージからも逸脱しないような歌詞になっていますし、『SAYONARA DR.ROMANTIC』なんて、内容以前にフレーズそのものが頭から離れられないくらいです。

なにより前提として、全曲[TRANSTIC NERVE]のすばらしい楽曲であり、全曲TAKAさんのすばらしい歌声なのですから、みなさんも機会があれば、是非『セルフラッシュ』を聴いてみてください。

※ちなみに、この作詞家の方は、[BAISER]では『プリズム』『セレネの微熱』『ペガサス』を作詞された方でもあります。あの歌詞もめちゃくちゃいいですよね。ただし、アルバム内で1,2曲ならいいとは思いますが、半分ほどを手掛けられると、それはもう、私にはアルバムそのものが共作のように思えてしまえて……。

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