カラオケで検索をする時に困る「タイトルの読み方」

1988

タイトルの読み方は、「いちきゅうはちはち」。でも、TERUはライブで「ナイティーンエイティーエーイッ」と曲紹介をする。字面だけ読んだら「せんきゅうひゃくはちじゅうはち」。いざ、カラオケで歌おうと思った時に、ヨミ検索に迷う。
ただ、この楽曲について言いたいのは、そんなことではない。この楽曲を前にしたら、タイトルの読みが何かということは些末なことなのだ。

HISASHI楽曲は、彼のワードセンスから、大抵タイトルでわかるものだが、これはタイトルだけではHISASHI楽曲かどうかの区別は難しい。
この楽曲はGLAYがデビュー15周年の時にリリースされたベストアルバムの3枚目に収録された新曲。GLAYはデビュー10周年から15周年にかけて、なかなかの道のりを歩いてきたのだが、その中でできた楽曲で、オリジナルアルバムには収まらなかった曲の1つなのだ。

1988とは、GLAYがこの世に産声をあげた年だ。GLAYはAnniversaryをデビュー年起点でおこなうので、1994がキーワードになりがちだが、その6年前にGLAYはスタートしている。その年をタイトルとする楽曲は、まさにHISASHI楽曲の真骨頂。

この楽曲の個人的な聴きどころについて。
まずは、何と言っても、Aメロ歌い出しの前のベース。これは、音源だけ聴いても音としての認識くらい止まってしまうだろう。ライブでのJIROの動きも合わせて味わうべきところ。右足を踏み込み、体全体でベースに覆いかぶさるように弾くデデッ、デデッは楽曲に勢いをつける。2回目のデデッは、少しためるような3連符の頭一つがない感じのリズムがはまる心地よさがある。
そして、HISASHI楽曲のあるあるの不規則性。どこがサビなのか?これがサビだよな?と思う箇所はあるけれど、それであるならば大サビで終わるという構成ではない。サビで終わらない楽曲は、どこに盛り上がりのピークが来るのか?それをいつもこの楽曲に探し求めている。
そして、歌詞のハマり方が秀逸すぎるところ。

”Too fast to live too young to die"

GLAY公式サブスクリプションアプリ「GLAY」

いわゆる「too〜to〜構文」というやつだ。
この構文を学ぶときは、全員この楽曲を題材にすれば良いと思うほど、意味も言葉のはめ方もベストofベストだと思う。
HISASHI楽曲は、攻めた歌詞も多いが、メッセージ性が強い楽曲も実は多い。その典型がこの楽曲であると思う。

近年は、HISASHI楽曲だけではないが、特にHISASHIをフーチャーする機会も多くなってきたので、この楽曲とか、なかなかライブに登場しなくなってしまったが、さすがはTHE GHOST of GLAYだなと。
これは、もうイントロ聴いただけで、身体中のアドレナリンが噴き出てくるほど。

↑この時のHISASHIは妖艶だな。。。

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