関わった人の人生に刻まれた楽曲

Yes,Summerdays

5分ほどの1曲が世の中に出ていくまでに、一体何人の人が関わるのだろう。創作の工程から、レコーディング、パッケージの場合にはプレスの工程があったり、MVやジャケット制作に、流通や店頭で販売するまで。私の知らない工程もまだまだあるだろう。想像もつかないほどの人が関係して、リスナーの手元に楽曲が届く。楽曲きっかけだけではなく、例えばCMや映画のタイアップ曲としてリスナーに届くこともある。
「Yes,Summerdays」を一人でも多くの人に届けるため、宣伝という形で関わった方の話に触れたことがある。広告代理店に勤務されていて、たまたまこの楽曲がタイアップになった企業の宣伝担当だったことを機に、この楽曲の宣伝も担当された(と記憶している)。
特段GLAYの大ファンというわけでもないその方にとっては、大ヒット曲の「HOWEVER」よりも「Winter,again」ではなく、GLAY=「Yes,Summerdays」なのだ。
でも、自分の好きなバンドの楽曲がそんな風に、誰かの大切な1曲になっていると知れると、なんだか嬉しい。

この本の内容は、「Precious」の時にも紹介したが、この中で語られているGLAYの主役曲が「Yes,Summerdays」なのだ。

この著者の方がライブにいらっしゃったとき、(※アルバムのツアーだったのでベースのセットリストが存在)通常のセットリストには含まれていない「Yes,Summerdays」をセットリストに加えたことがある。
その事実は語られていないが、著者の方がライブに来られたと知ったとき、なぜあの日だけ「Yes,Summerdays」を演奏したのか、合点がいった。

GLAYというバンドの底知れぬ深い愛に触れたような気がした。

楽曲については、また後日。


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