可能性は丸く、丸く

BACK-UP

この頃の自分に言いたい、TERUの作る楽曲はこんなモンじゃ済まないぞと。あと数年経つと飛躍的な成長を感じるから・・・と。「こんな」なんて言い方をしたけれど、リリースされたのは2001年。本人が、人生の3分の1なんていう表現を歌詞の中で歌っているが、3分の2に至るまで10年を切った今までを振り返ると、2009年くらいからTERUの作る楽曲に変化というか、これまでの楽曲には感じ得なかった感情を抱くようになるのだ。このくらいの時期からGLAYのことを20年以上追いかけている人には、この感覚が伝わると思う。

ただ、歌詞として歌っていることは、ずっと一貫しているように思う。TERUの持つ真っ直ぐさは、その歌詞から溢れている。わかりやすく飾らない言葉で、シンプルな表現で届けてくれる。それは、他のメンバーではなくTERUだからこその言葉で表現で。それが数を重ねる中で、TERUの世界観が確固たるものとして、定着をしていく。この楽曲がリリースされた頃は、まだまだ無茶なスケジュールも多かった頃だし、自分たちのペースで活動することはできなかっただろうから、それに心が折れてしまってバンドに幕引きをしてしまっていたら、今耳にしている進化系TERU楽曲は聴けなかったのかと思うと、本当に続けてくれたことが尊い。

想像は 自由の花 熱く咲かせよう

可能性は 無限の花 丸く咲かせよう

人の世は 希望の花 強く咲かせよう

GLAY公式サブスクリプションアプリ「GLAY」

Bメロで三段活用されている歌詞。
TERUらしさ全開の歌詞だけに味わい深い。
対比しているワードが、想像と可能性とて人の世。そして、熱く・丸く・強くという副詞。
想像=熱く、可能性=丸く、人の世=強く を選定した意味。
自分だったら、ここの名詞に何を選び、その花をどのように咲かせたいか、どのように咲かせるか。自分が考えたものと並べてみると面白いかも。
可能性を「丸く」と回答しているあたりが、いかにもTERUらしくて好き。

これからの名曲たちの陰であまり光が当たることが少ないかもしれないが、そういう楽曲に光を当てる「The Ghost」ツアー。イントロを聴いて、泣き崩れるなんてこともかすかに期待してしまう。

#GLAY #バックアップ #TERU #進化の途中

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?