カップリングの名曲たちに光を

Believe in fate

8センチシングルだった頃のc/w。GLAYにハマる前にリリースされたシングルだから、当時学生の身だったこともあり、しばらくc/wを聴けずにいた。もちろんタイトルは知っていたけれど、楽曲名からだけではどんな楽曲かの想像もつかず。でも「fate」という単語があるから、ちょっとバラードっぽい楽曲かと想像していたら、完全にその想像とは逆のタイプの楽曲だったので、タイトルから楽曲をイメージすることは、あまり得策ではないことを実感した。
そして、どんな楽曲かと恋焦がれいたところ、思いもよらぬタイミングで耳にすることになる。そう、ライブ。c/wは今よりも当時の方がレア感があり、しかもリリースから7年くらいが経過した時に聴いたもんだからビックリ。それからほどなくして、c/wだけを集めた裏ベストがリリースされることになるから、その布石だったのかもしれない。
ファンクラブ限定ライブでの出来事。今のようにスクリーンに歌詞が出るわけでもないので、この楽曲がどうかの判断すら当時はつかない状態。
ただ、ありがたいことにタイトル名がそのままサビの歌い出しで、しかもサビ始まりという奇跡的な楽曲。「口唇」のようだ。

https://note.com/kyuvon_expo2004/n/n35b641b8aeca

おかげで、曲が始まってものの数秒で、この楽曲が「Believe in fate」であることがわかったのだが、想像していた楽曲とはあまりにも違ったので、少々面食らった。

裏ベストがリリースされてからとにかく一番この楽曲をリピートしたと思うほど、すっかりこの楽曲の虜になってしまった。
楽曲のタイプ的にそもそもど真ん中。そして、そこまで目立たないのに、楽曲の基盤を作りながらもそこに遊びの要素があるベースラインが好き。ベースラインが跳ねるように、ご機嫌感を感じるものは、聴いていて爽快感がある。それが、サビではなくて、AメロとかBメロで見つかるとなんだか得した気分になるし、それを見つけた時には思わずガッツポーズもの。
また、サビに入る手前のひと飾りというか、1拍・2拍遊ぶ感じも好き。ライブでもついつい聴き入ってしまう。しかもそれが、1番サビ前とラスサビ前れでは展開をしていて、ラスサビ前はよりサビ前余韻が楽しめるアレンジになっている。
加えて、ドラムのリズムが変わっていて心地良い。全体的な疾走感を司っているのはドラムだと思うのだが、要所要所で魅せるちょっと走るようなリズムが心地よい。特にBメロのところ。ガンガン叩くこともできるだろうが、軽妙で独特なリズムがこの楽曲の奥深さを彩ってくれる。

久しぶりに直近のアリーナツアーで聴けて、やっぱり好きだなと感じた。最近、あまりこういうタイプの楽曲がないので、久しぶりにわかりやすいロックを期待したい。

#GLAY   #beliveinfate #カップリングの名曲たち #ゴーストにしないで

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