佐野智大

現在25歳になる会社員です。 作品への理解を深めるためのアウトプットとして始めました。…

佐野智大

現在25歳になる会社員です。 作品への理解を深めるためのアウトプットとして始めました。 今まで文章を書く習慣が無かったため、読みずらいかと思いますが、暇つぶしにしていただけますと幸いです。

最近の記事

「主観」と「客観」 シビル・ウォー アメリカ最後の日感想(ネタバレアリ)

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」を観てきた。今年映画館で観た中でトップクラスに面白かったので、紹介したいと思う(既に公開されて日が経っているので今さら何やねんとはおもわないでください)。 岡田斗司夫さんのYouTubeチャンネルで紹介されていて、大絶賛されていたので、公開から日が経ち、上映数も少なかった中、なんとか観に行くことが出来た。 そもそも僕がなぜこの映画をスルーしていたのかというと、題名から漂う「ハリウッドのお金だけはかかってるドンパチ映画」にしか思えなかったから

    • 結婚でも選択的夫婦別姓でもない選択肢について

      最近総裁選の争点の1つとして「選択的夫婦別姓」が話題になっていたので、その中で僕がパートナーと考えたことをまとめてみたいと思う。 結論から言うと、僕たちはそもそも結婚する気はない。 それは彼女の母親、祖母が離婚していることから彼女自身良いイメージも持っていないことや、苗字が変わるほうに負担が大きい(事務手続きなど)と思っているからだ。 そしてもうひとつ大きな理由がある。 それは「契約を愛の証明にしたくない」ということだ。 書きながらものすごく恥ずかしくなってきたのだが、気

      • アーサーもジョーカであり、ジョーカーもアーサーである。「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」感想

        「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」を見てきた。  ネタバレ前回で話すことになると思うのでご容赦ください。 出だしの印象としては、これは精神科を揶揄しているのでは?と思いました。 「カウンセリングなんかしても俺が本当に狂ってるかどうかなんて分からないだろ?」と。 精神疾患の認知が広がったことにより、心を「治療」するという概念が広まった一方で、周りとの差別化を図りたいがために、病んだふりをして自己演出に利用するたちの悪い輩も増えているように思う。 本当に不謹慎でそういうのは滅んで

        • スマホ依存に効果があった対策

          もうかれこれ2年ぐらいデジタルデトックスを意識して生活している。 その時々によって、対策が違ったり、過剰に触ってしまったりする時期があるけれど、確実にこれは効いた!というものを紹介したい。 YouTubeの再生履歴の保存をオフにするこれをすることでまず、スマホPCにおいて最大級に時間を溶かすYouTubeをほぼ無効化したと言える。 本当はアプリ自体をアンインストールしたいところなのだが、スマホはアンドロイド、PCのブラウザにはChromeを使用している筆者にとってそれは不可

        「主観」と「客観」 シビル・ウォー アメリカ最後の日感想(ネタバレアリ)

          真剣にオナ禁について考えてみた

          一つ前の記事でデジタルデトックスの話題を出したのでそれに関連して、インターネットポルノ中毒の話を書きたいと思います。 この話のきっかけとなったのはゲーリー・ウィルソン著「インターネットポルノ中毒」ですが、ここでは主にインターネットが発達した現代のポルノ環境の問題を抉り出しています。 大量のエロコンテンツを貪り続けることで、過激ものに走って、現実の女性に興奮しない、短い動画で発散することに適応することで早濡になる、ED になる等々、、、。あらゆる問題が指摘されています。 この

          真剣にオナ禁について考えてみた

          何故るい君はガラケーなのか? 映画『きみの色』感想

          先日、映画『きみの色』を観ました。 そこで気になったのは、時代設定は現代なのですが、男子高校生のるい君という登場人物が、ガラケーを使っていたのです。 ただ、パソコンは持っているので、バンドを組むことになるメンバーともLINEのようなものでやりとりはします。 彼は貧乏なのか?と考えましたが、そうではありません。 家は離島にあり、母親はそこで医師として働いており、貧乏とは思えません。 そんなハイテクなものを使えない機械音痴でもありません。(現にパソコンを使って音楽を作れます) 彼

          何故るい君はガラケーなのか? 映画『きみの色』感想

          ボルトはイタチの道を行く〜BORUTO-TWO BLUE VORTEX-2巻感想(ネタバレあり)

          BORUTO-TWO BLUE VORTEX-の2巻を読んで思ったことを書こうと思います。前作のNARUTOは好きだったけど、、、という方に向けた文章にもなっているので、これを読んで今作も読んでいただけますと幸いです。 ボルトはサスケとの比較で見ていたのですが、実はイタチなのではないかと思いました。 ボルトとイタチは自分の動機以外の環境によって濡れ衣を着せられてしまい、里抜けをせざるを得ない状況に追い込まれました。一方サスケは力が欲しくて自ら里抜けをしているところを比較する

          ボルトはイタチの道を行く〜BORUTO-TWO BLUE VORTEX-2巻感想(ネタバレあり)

          悟空の呪い

          最近、健康のために腹八分目を心がけているのですが、なかなか難しいですね。食べることが好きな人には容量が空いているとまだ大丈夫と口に運んでしまいます。 それに根本に「いっぱい食べる人がかっこいい」という価値観が子供の頃からずっとあるような気がしていて、それは僕の場合間違いなく『ドラゴンボール』なんですね。 戦闘民族サイヤ人たちがガツガツと頬張るシーンを頭に浮かべられる人は多いと思います。 なので、昔から強い人=大食いなんですよ。 そうやってはち切れそうになるまで食べる習慣を続

          「コナンだけは観に行く」人が存在する凄さについて

          『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』を観てきました。 付き添いとして行ったので、内容というよりコナンや、コナン映画について考えたことをまとめたいと思います。 今回恋人と観たのですが、彼女はアニメや映画、ドラマなども全く観ない人間です。しかし、コナンだけは毎年映画館に観に行きます。(しかも気に入った作品は何度も観るそうです) なぜコナンは普段観ない人たちからも支持されるのでしょうか? 僕の結論として ①『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』のように内容が一話完結型でとっか

          「コナンだけは観に行く」人が存在する凄さについて

          映画『パーフェクトブルー』が衝撃的すぎた(ネタバレあり)

          『パーフェクトブルー』を映画館で観て来ました。 ずっと観たかったのですが、サブスクで現れることがなく、今回またとないチャンスだと思い、すぐにチケットを購入しました。 自分がこの作品を知ったのは10代の頃で、ネットで評価されている、あの尖ったポスターの雰囲気、今敏というカルト的な人気を誇る監督という、若い自分が興味を持つには十分すぎる条件が揃っている映画だったのです。 それから、約5年の月日が経ち、好みのコンテンツもかなり変わりましたが、やはりあの頃の好奇心が蘇り、心が躍りまし

          映画『パーフェクトブルー』が衝撃的すぎた(ネタバレあり)

          コメダ流ピザトースト

          前日帰宅が遅くなり、休日でも6時には起きる僕が8時に起きてしまった。 今日は朝から映画『哀れなるものたち』を観に行く予定だったのだが、仕方なく昼からにした。 自宅から映画館までは車で30分ほどかかる。だが、道中は難しい道もないのでたまにしか運転しない僕でも安心である。 そして何より、ただ一人の車内で音楽を聴く行為がとても好きだ。 今日は最近インスタのおすすめ欄で度々チバユウスケが登場するので、ラインミュージックでプレイリストを検索し、それを聴こうと決めていた。 いざ運転して聞

          コメダ流ピザトースト

          映画『哀れなるものたち』の感想(ネタバレあり)

          映画『哀れなるものたち』を観てきました。 あらすじとしては、マッドサイエンティストの博士(ゴッド)の元に自殺した妊婦の遺体が流れ着き、その中の赤ちゃんの脳を妊婦さんの体に移植させるところから物語が始まります。そして、見た目は大人、頭脳は子供の主人公(ベラ)が世界を旅して成長していくお話です。 自分が面白いと感じた点は、博士のゴッドと、二人で一緒に旅するダンカンです。 この二人はベラとの関係性が違うとはいえ比べてみるととても面白いです。 ゴッドは親代わりになるわけですが、最初

          映画『哀れなるものたち』の感想(ネタバレあり)

          『こういうのがいい』を読んで、名前が無い事象を大切に扱いたくなった

          漫画『こういうのがいい』を読んで考え込んだことを書こうと思います。 あらすじとしては互いに合わなくなった彼氏&彼女と別れた男女がオンラインゲームのオフ会で意気投合しその夜ホテルへ行き、その後セックスもするが、オンラインゲームを一緒にプレイしたり、服を買いに行ったり、身体だけではない関係を楽しむみたいな話です。 https://amzn.asia/d/7hL2oc8 これを読みながら思ったのは名前が無い事象を作り上げていく難しさでした。(作中では一応フリーダムフレンドとされ

          『こういうのがいい』を読んで、名前が無い事象を大切に扱いたくなった

          映画『PERFECT DAYS』について(ネタバレあり)

          本題の通りです。 まず感じたことはルーティンをこなしている時の音とリズムがとても心地よかったことです。 映画を観た次の日の朝、静かな家の中で自分のルーティンの音に注目して聞いてみるととても気持ちよかったです。 もうひとつ序盤に清掃員の主人公の腰にカラビナがたくさんついており、それが小気味よく仕事をこなすとカラカラ音が鳴るのも好きでした。 美しい所作というのはリズムが大事なんだな〜と感じました。 興味深かった点は、主人公は仕事以外は自転車で移動しているのですが、雨の日でもカッ

          映画『PERFECT DAYS』について(ネタバレあり)

          映画『笑いのカイブツ』について(ネタバレあり)

          初めまして。 アウトプットをすることで理解が深まるということで、備忘録も兼ねて、noteを書いてみました。 感想を文章にまとめるのは不慣れであるため、読みずらいかと思いますが、ご容赦ください。 さて、最近『笑いのカイブツ』を観てきました。 上映終了後すぐの感想といたしましては、特に心に何も残らず、ただの暇つぶし映画かなと思いました。 というのは、全体的によくある天才が苦悩する内容で、目新しい表現内容が何もなかったからです。 同じ日に観た『PERFECT DAYS』と比較して

          映画『笑いのカイブツ』について(ネタバレあり)