学校生活③変化
決定的に変わらなければいけないと思ったきっかけがもう一つありました。
学校には、コミュニケーションをとることができ、ある程度自力で自分のことができる人もいますが、
スムーズにコミュニケーションを取るのが難しく、どこまでを理解できているのか一見、分からない人もいます。障害の種別や程度は様々です。
体育の授業が週に2回あり、そのうちの1回は1組から6組まで合同で体育の授業を行います。
私は初め、障害の程度もバラバラなのにどうするんだろうと思っていました。風船バレー授業で実際に行っていたのですが、準備から生徒が行っていました。
私はなんとなく、先生がやるんだろうなと甘く考えていましたが、それぞれができることを探して動いていました。
地域の学校では、「当たり前」に行われていることかもしれませんが、障害種別も程度も違う友達を見て、自分が自然に「できない、時間がかかる」と決めつけていることに気づきました。みんなが黙々と準備を行っている姿を見て「はっ」としました。
授業中、感覚や音過敏でパニックになってしまったりしてしまう友達もいました。
先生だけでなく、周りの友達もパニックになってしまった友達の落ち着く方法を知っていて、「大変だな」と思ったのは私だけでした。
このことに限らず、先生も友達も障害の程度で判断せず、互いがどうしたらできるかという視点を持っていたのが印象的です。
私が持っていた特別支援学校のメージは、歳相応な関わりが難しい人ばかりで、「誰かと友達になるなんて無理」というものでした。
実際があまりにも自分の思っていたイメージとキャップがありました。そして私は先生も友達も意外とそんな私の態度を分かっているのかもしれないと反省しました。
私だけが勝手に「できない」と決めつけて、関わりを避けていたんだと痛感しました。1番自分が相手にして欲しくないことをやってしまっていたなと後悔しています。
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