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どこの中学にも土俵あり/遠野雑記帳

若乃花のファン (05年4月1日) 昔はどこの中学校にも校庭の片隅に屋根付きの土俵場があった。当時、大相撲の栃錦、鏡里など人気力士の取組をラジオで聴く。私は若乃花のファンだった。

13年前、花巻温泉で1泊後、小友のお祭りを見た。最終日は小、中学生の相撲大会。30~40人ほどの豆力士が熱戦を繰り広げていた。伝統は受け継がれておりほっとした。

お祭りに相撲はつきもので、子どもの頃は地区対抗戦があった。そのほか特に面白かったのは飛び入り大会。力自慢が「おれが出る」「お前が出ろ」と自薦、他薦を問わず土俵に上がった。クマと対決して勝った人(?)とか、酔っ払いが豪快に投げ飛ばされる様を見ては大笑い。

数十年前、遠野から大相撲力士が出た。「江戸の大関より土地の三段目」という。十両には上がれず四股名も忘れたが、父は星取表を毎日チェックしていた。それ以降、地元力士は誕生していない。

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