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「宇宙会館で働いてる」と胸を張った

姪から「ひっこしました」というハガキが届いた。「通勤は大変になってしまいましたが、周りが田んぼだらけで...。やっぱり田舎者です。ホッとします」。ほんわかしていて、いいね。

私の引っ越しも紹介する。入社数カ月後、東京・東池袋の〇〇別館に入る。一泊100円の看板に誘われ(実際は200円)2年ほど簡易旅館(一部屋4人、2段ベッド)で生活した。少々高い。

当時は1畳1000円が相場で、アパートの4畳半は4500円ほど。なぜ簡易旅館に住んでいたのか。理由は簡単だ。月々の家賃は払えたが、権利金や敷金などまったお金を払う余裕がなかった。

住人4人の変動はなかった。同年輩の男性は自己紹介で「宇宙会館で働いています」と胸を張った。あとで知ったが、彼はパチプロで、毎日パチンコ店に通い収入もそこそこあったという。

その後、1回引っ越して浦安へ。まだ東葛飾郡だった。姪の住所を見たら北葛飾郡。なぜか親近感を覚えている。

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