見出し画像

先に死んだのは減点も...いい妻だった

集合ポストに2、3日分の夕刊と一緒に毛筆で書かれた封書が入っていた。「何年か前、スケッチで葛西臨海公園でお会いした時の美人で物静かなお人柄が思い出されます」としたためていた。

頂いた弔電に「会話をしていて知識の豊富さと、優しい語り口にはいつも感心しておりました」というのもあった。私より先に死んだのは減点だが、それ以外はいい妻だったな、と思っている。

記事中に「美人」と書いて、当時のデスクに注意された。「各々、見方が違う。軽々しく美人というな」。一理あるので、その後は書いていない。ただ妻が美人と言われ怒る夫は少ないだろう。

6日午後、返信を書いた。毛筆は下手なので万年筆で。「お墓が一緒ですね。差し支えなければご主人が眠っている位置(区、街区、列、番)を教えてください」。夕方、自分で配達してきた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?