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ミスター長嶋茂雄さん文化勲章を受章

今年の文化勲章が発表され、プロ野球巨人長嶋茂雄終身名誉監督ら9人が選ばれた。「ミスター」と呼ばれた長嶋さん。引退スピーチの「我が巨人軍は永久に不滅です」に涙した。

1974年10月14日、引退試合の日、後楽園球場を埋めた大観衆は涙、涙、涙だった。私は入社6年目、編集局で先輩、同僚、後輩と一緒にテレビ中継を見た。あれから47年も経った。

同じ部署に巨人ファンの先輩がいた。巨人が敗れると機嫌が悪く、長嶋さんが打てないと最悪だった。試合終了後から全く仕事をしない。今と違いそういう人でも給料をもらえた。

1960年代「巨人大鵬卵焼き」という流行語があった。プロ野球の巨人は、日本シリーズでは65年から9連覇を達成。その圧倒的な強さに子どもたちはプロ野球選手への憧れを抱いた。

相撲界に世間を圧巻した横綱がいた。60年に初入幕した大鵬は61年9月場所では3回目の優勝を果たし横綱に昇進した。端正なルックスで、男性だけならず女性ファンをも虜にした。

卵は現在に至るまで価格の変動がほとんどなく、60年代には庶民の間でも頻繁に食べられる食材になった。大鵬は亡くなり、巨人は今年3位と低迷。卵焼きの人気は今もあるようだ。

私は元巨人ファン。小さいころ川上哲治さんが大好きでラジオや、1日遅れの新聞で打撃内容をチェックしていた。長嶋さん、おめでとうございます。負けるな巨人、CSに「全力」。

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