見出し画像

三回忌法要までやるけどあとはお任せ

三回忌法要を祥月命日(3月3日)に行う。日時、場所、僧侶の手配が終わった。孫の高校の卒業式を見届け妻は息を引き取った。月日が流れて、その孫がこの日、成人式を迎えた。

妻の葬儀に息子が所用で遅れた。喪主の隣席を息子用に空けておいたが、いつの間にか孫娘が来て座った。息子は「まあ、いいか」と苦笑い。そのまま前列右端の席に腰を落とした。

息子は前もって日時が決まっていても、仕事上、守れないことが多々ある。従兄弟の結婚式を急きょ欠席、披露宴だけということも。それでも、法事の日時は息子優先で決めてきた。

常々「三回忌までは私がやる。七回忌以降は子どもたちで」と言ってきた。その代わり法事にかかる費用は出す予定だ。三回忌のお布施が1万円アップに「分かりました」と答えた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?