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書いて、描いて、恥掻いて馬齢重ねる

瀬戸内寂聴さんが11月9日午前6時3分、心不全のため京都市内の病院で死去、99歳だった。作家・僧侶として、女性の生き方を描いた。「愛した 書いた 祈った 寂聴」。これに尽きる。

寂聴さんはSTAP細胞騒動の小保方晴子さんと対談している。社会的な非難にさらされていても、その人の中に美点を見いだす。寂聴さんを信頼して小保方さんは心の内を語っていた。

小保方さんへの社会的な非難は、現在の小室圭さんへの非難どころではなかった。出身大学どころか高校にも飛び火した。「あの高校、息子さん行っていましたよね」とよくからかわれた。

話は変わる。数年前、同僚から「書いて、描いて、恥掻いて馬齢重ねる」という年賀状をもらう。「愛した 書いた 祈った 寂聴」には叶わないが、いつしか好きな言葉になりつつある。

年賀はがきの見本に「トライして転んで起きてあきらめず」というのがあった。お祝いの言葉を使わない「年始状」を出す予定。

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