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天理「手を抜くのは失礼」21-0圧勝

朝からいい話だ。高校野球奈良大会決勝、天理が21-0で生駒に圧勝。体調不良者が続出した相手を気遣い、静かなゲームセットとなった。

新型コロナウイルス感染の疑いで、生駒は多くの主力を欠いていた。だからこそ、天理・中村監督は試合前、選手たちに「手を抜くのは失礼。全力で戦え」と伝えた。(朝日新聞より)。

20年ほど前の地方大会決勝。9回2死から平凡な投手ゴロ。優勝目前の投手はニヤニヤしながら、わざと送球を遅らせアウトに。対戦相手を小馬鹿にした投手のプレーに批判が続出した。

天理には思いやりがあった。同じ9回2死で内野陣が試合を止めた。タイムをかけ、戸井主将が「試合後はマウンドに集まらずに整列しよう」と切り出し、ナインはうなずき合っていた。

いい話はまだ続く。「……閉会式後、中村監督は生駒サイドに提案した。互いが落ち着いた時点で、決勝に出れなかった3年生の練習試合を行いましょうと…。」(日刊スポーツより)。

この話が実現したときは、ぜひ記事にしてほしい。

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