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食品原料、添加物の販売で、九州の「食」をバックアップ。独自の営業スタイルで、メーカーの心をつかむ株式会社【勝木研二商店(前編)】
酒造をルーツに九州の「食」を支えてきた企業 お客様は、醤油・味噌メーカーが約35%、調味料・タレメーカーが約25%、漬物メーカーが約15%の割合。これが全体の約7割のお客様となります。特に九州の醤油は、アミノ酸液を配合して甘味や旨味をつけた混合醤油がメインなので、大手との差別化ができて福岡県内でも80軒以上の醤油メーカーがあります。 元々、本家が酒蔵で分家である私共の先祖は醤油屋でした。創業者の勝木研二は福岡県酒造組合の理事長として仕事をしていた際、酒屋に出入りする業
造り手として、まだ出会えていない味・香りがたくさんある。焼酎の新しい「価値」をもっと追求していきたい。三和酒類株式会社(後編)
麹・酵母と会話しながら、環境を整える 大分の麦焼酎の特徴は、主原料の大麦を糖化するのに必要な「麹」も含め、すべてを大麦で仕上げることです。これにより、より麦らしい風味を生かした本格麦焼酎となります。大分県は元々、大麦の産地で麦味噌に使ったりという食文化がある土地柄です。 三和酒類では、さまざまなタイプの原酒を持っており、ブレンドすることで、さまざまな商品設計が可能となる点が強みです。コンセプトに合わせたオリジナルの酵母を開発していて、その組み合わせや貯蔵の期間・方法など
「赤しそジュース」「九州黒にんにく」「韃靼蕎麦(だったんそば)」など数々のベジフード(健康野菜食品)で話題に。SDGsプロジェクトも進行中。【ユワキヤ醤油株式会社(後編)】
大分の「にんにく」を活用 「黒にんにく」も人気商品です。約18年前、大分県の推奨作物の会議があって、JAさんと野菜問屋さんから、「大分のにんにくが売れなくて困っている。数カ月で芽が出て廃棄になる。なんとかならんか」と相談を受けたのです。 そのとき頭に浮かんだのが「黒にんにく」。 自分も食べたことがなかったのですが、青森県の「黒にんにく」をお取り寄せして食べたら、甘くて美味しいんですよ。それで急きょ独学、試行錯誤して、工場に製造室を作り、温度管理もして。価格も分かりやすく