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今更ながら、なんですが。

多分初夏の辺りだったと思います。
新型コロナの陽性者数が人口の多い地域を中心に目立って増加してきて、県外ナンバーの車に対しての視線が痛くなってきた頃。

私は車にステッカーを貼るかどうかで、かなり迷いました。

高千穂って普段、やってくる他所者に対してとても温かく迎え入れてくれる懐の深さがあると私は思っているのです。
それなのに『在住者です』ステッカーを貼るという事は、この地の人々の良心を疑う意思表示になってしまわないか…

考えすぎと笑われるかもしれませんが、何となく私は抵抗があったのです。

ただ一度、あるところで「誰かしら他県ナンバーの車を見て、心の中で不安を感じる人がいるのなら、『町内在住です』と書いた紙でもいいから貼っておくべきだよ」と言われたことがありました。

そのうちGoToとか始まって、他県、しかも九州外の車も多く来るようになり、今更だからいいか、とそのままになってました。

しかし12月になって私の車のナンバーに書かれている地では陽性者も陽性率も増えていて、両方の県で『年末年始は県を跨いだ移動は控えて、静かに過ごしましょう』とのお達しが出ています。

多分街に行った家族に、正月は帰ってくるなと言った人もいると思います。
あるいは『帰ってこないよ』の連絡を受けた人もいるでしょう。

そんな中で私の車を見て『こうやって来る人もいるのに、うちは我慢している』と、新年早々やるせない気持ちになる人が出るのは、悲しいな、と思いました。

そういうわけで、ホントは年賀状需要が引けた後で買いに行こうかと思っていたプリンターを買って(相方氏からのクリスマスプレゼントです)、ステッカーを作りました。
(町外で買おうと思っていたのが、まさに年賀状需要でどこも品切れと思ってたら、意外にも町内には在庫があったという… 町内消費に貢献できて、めでたしめでたし)

そしてステッカーを貼るかどうかと同じくらい迷いに迷って、今年の正月の帰省は諦めました。
まあ大雪が降るという予想があるのも一因ではあります。
四駆とはいえスタッドレスだけで雪山越える自信はないです。

さて明日は仕事納めです。
残った仕事、終わらせられるのか…(汗)。

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