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香港検疫隔離 終了

 ようやく政府の強制検疫隔離を終えて、その翌朝。事前にフロントに連絡していたとおり、朝10時にチェックアウトしました。

 それもただただチェックアウトするだけでなく、21日目→22日目の間の、本来なら就寝時間でさえも、何事かが起こる私はある意味「持ってる」人だなとつくづく感じます。

 政府の日本を含む高リスク国から入国後のホテル強制検疫隔離は、21日目の23:59で解除となります。なのでたいていのホテルパッケージは21泊22日滞在で販売されていて、私もそのとおりで予約、12月24日入国後(チェックインは25日の深夜)→22日目となる昨日(1月14日)で滞在しました。
 それが前回のnoteを更新した後、日付が変わって0時10分ごろ、隣室(あのいつもの大音量おっちゃんの部屋)からエラいガタガタと物音、そしてドアを開ける音が。検疫隔離中はドアから一歩でも出ると竹篙灣強制隔離施設行きになるので、あれ?と思い、ドアスコープで廊下を除くと、なんとおっちゃんスーツケース引いてチェックアウトですわ。
 なるほど、強制隔離は23:59までなんだから、それさえすぎれば出てっても特に問題は無いってことか!これは惜しいことした!と思ったけど、冷静に考えて多分列車が動いていないし、タクシーも捕まるか微妙なので、まあ朝まで滞在が無難で安心か… と気を取り直し、明日よ早くこいとばかりに布団をかぶったのです。

 …が!
 廊下の私の部屋の壁に何かがぶつかる衝突音がして、目が覚めました。携帯を見ると夜中の2時過ぎ。そして隣室のドアが開く音がして、ガタガタと物音。
(えー!? 夜中に掃除?)
 旧正月前だからか、私が予約したときもどこのホテルも満室になっていたのですが、多分早朝チェックイン客をすぐに受け入れるための掃除。でも今かよ!とか思いながらウトウトしていたら…
 突然私の部屋のドアがノックされた上、大音量のドアチャイムが。
(えー、何やねんこんな夜中に…)と思いながらマスクをしてドアを開けようとしたら結構な勢いで外からドアが開けられた(多分マスターキーかなんか使ったんでしょうね)。
 開けた瞬間私が立ってるもんだから、向こうも大慌て。
「え?あ?今日チェックアウトですよね」と言われ、「はい、今日のチェックアウトです。」と返したら、「あ、いや、大丈夫です」と言いながらドアを閉めるスタッフ… 何が大丈夫やねん

 結局良く眠れないまま、朝8時30分ごろ起床(いつもは7時半頃に朝食配布のドアチャイムが大音量で鳴らされて起きるのですが、チェックアウト日だからか朝食なしでした)。

 9時半頃までTVでニュース見たり、携帯見たりで時間を潰しつつ、ちょっと早めに着替え(部屋着を片付けるため)。迎えの相方氏から今ホテルの下についたと連絡があったので、9:57にフロントにチェックアウトの電話。「あ、10時チェックアウトですよね。おりかえし連絡するので部屋の中で待っててください!」といわれ、そのまま待つが、5分以上経っても連絡が来ない。相方氏から「チェックイン1人とチェックアウト1人の対応してるから、フロントが忙しそう。」とWhat's Appあり。

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 この格好で待機。暑かった(笑)。

 そして10:10に、「5分後廊下に出てください」と連絡。言われたとおり10:15に廊下に出て、エレベーターの前に立っていると、程なくしてエレベーターが上に動き出す。写真には取れなかったけど、2基あるエレベーターは右がチェックイン用、左がチェックアウト用と書いてあり、検疫開ける前にコレに乗ったらどんな罰が待っているかとかベタベタ貼られてました。実際やっちゃう人がいたらしいけど、いくらなんでも逃げられんでしょ。

 チェックアウトはフロントデスクにカードキーを返却(接触を避けるため指さされた蓋のない箱に入れるだけ)、空港で政府が発行した強制検疫令のA4の紙を提出、フロントスタッフが書類のバーコードをスキャンして、入国26日後の検査に関する案内の書類を手渡されて手続き終了。換気のためか開けっ放しの出口は真ん中でチェックイン・チェックアウトで分けられ、人の流れが交差しないようになってました。チェックアウトを担当したフロントスタッフは私服(スポーツブランドのスエットとジャージ)にマスク・フェイスガード・手袋などの防護、チェックイン担当と思われる入口のスタッフは全身不織布の防護服で、多分チェックインした人を入口で止めていて、私がフロントエリアから出るのを待たせているようでした。
あと入口は外を往来する人に影響が無いようビニールで上から囲われてました。

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 地下鉄駅の入口から。ホテルは奥の高架橋の向こう側右手。部屋から見下ろすと此の高架橋を走る車が見えた。市場(右手前の白と緑の建物)も見えてた。(逆に高架橋の道と市場とその隣のビルしか見えなかった)。

 なんだかんだ色々あった強制隔離でしたが、思ったより長く感じずに済みました。今回の隔離について、記録として別にページ作って見ようかなと思ってます。需要があるかはかなり謎ですが(笑)。

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 ホテルから出て家に荷物置いて、まずは家族3人で久しぶりの飲茶(多分香港人の基本動作ってやつですね)。

 そのあと2年ぶりで色々変わった地元附近を夕方まで歩きましたが、なにせ21日間ほとんど歩かなかったので、脚がパンパン。そして改めて家に帰って思ったのが、2年間変わらなすぎてやばい家の中。私の着ない服がそのまま残ってたり、多分2年前どころか福岡に帰国する前に買った期限切れの調味料がそのまま冷蔵庫にあったり(冷蔵庫自体は故障したので買い換えられてた)、水回りの掃除がなってなかったり(わたしは主婦とはとても呼べないズボラではあったものの、最低限はやっていたことがわかりました)。
 しばらくそのへんのメンテで過ごすことになりそうです(苦笑)。

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