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もうすぐ赤ちゃんに会えます!でもその前に妊娠9ヶ月のママが心掛けること

里帰り出産は妊娠34週までに帰郷しましょう

里帰り出産される方は、9ヶ月に入ってから、遅くても妊娠34週までに帰省して下さい。
妊娠10ヶ月になると、妊婦健診は1週に1回になります。
お産入院までに4~5回は健診を受けたいものです。


おりものが増えたら注意を

普段よりおりものの量が増えたり、黄色みを帯びたりした時は、
かゆみなどの症状がなくても早めに診察を受けましょう。
細菌性腟症といって、とくに症状のないままに、居候のような細菌が増えていることがあります。
細菌性腟症であっても、母体には何も困ったことは起きません。
しかし、細菌が子宮のほうへ上がり、卵膜に炎症が起こると、破水して早産になる心配があります。

早産の大半は、この細菌性腟症による卵膜の炎症(CAM)が原因とわかってきました。
最近は、腟分泌物の検査で細菌性腟症を早期発見したり、
早産の兆候をいち早くキャッチする検査法ができるとともに、炎症を抑えて早産を防ぐための治療法もあります。
細菌性腟症と診断された場合も、ママは必要以上に心配せずに、
指示された治療をきちんと受けるようにしましょう。


体重のコントロールも最終段階に

この時期は体が重くなってきて運動量が減り、ストレスから食事量が増えてしまうことがあります。
そのため、1ヶ月に数kg単位で急激に体重が増えてしまう人もいます。
妊娠32週までに平常時から5kg~8kgほど体重が増えているのが平均的ですが、あまりにも増えすぎている場合は妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクも増します!
栄養バランスのとれた低塩分・低脂肪の食事を適量取るように心がけましょう。


妊娠高血圧症候群とはどんな病気?

妊娠20週以降の妊婦さんと、産後12週までのママに高血圧の症状が現れたときに「妊娠高血圧症候群」と診断されます。
妊婦のおよそ20人に1人が罹るといわれ、発症の時期としていちばん多いのは妊娠32週以降とされています。
妊娠高血圧症候群が注意を呼び掛けられるのは、
ママとお腹の赤ちゃんの命にかかわる合併症を引き起こす可能性が大きいからです。
特に重症化すると子宮や胎盤の血液が流れにくくなってしまいます。
おなかの赤ちゃんは、胎盤を通して酸素や栄養を受け取っていますから、
血液の流れが悪くなると、赤ちゃんは栄養不足、酸素不足の状態になってしまうのです。


妊娠高血圧症候群は血圧測定で診断

妊婦健診では、毎回、血圧の測定をします。
その値が、最高血圧140mmHg以上(160mmHg以上で重症)、最低血圧90mmHg以上(110mmHg以上で重症)の高血圧であるときに、妊娠高血圧症候群と診断されます。
さらに、尿たん白かむくみのいずれか、あるいは両方が見られる場合も妊娠高血圧症候群になります。


妊娠高血圧症候群にならないために日常生活で心がけたいこと

食事内容は高タンパク・低塩分で

高タンパク・低カロリーの代表的な食べ物に、豆腐や納豆などのダイズ加工品があります。
また、塩分を控えるには、素材の味を生かして料理する、ダシを利かせて味つけをするなどの方法があります。

甘い物を食べすぎない

甘い物はカロリーが高く、体重を増加させる要因となります。ガマンをしすぎるのもストレスになりますので、食べすぎないように気をつけていきましょう。
ケーキやクッキーなどの洋菓子よりは、果物やヨーグルトなどがオススメです。
ただし、果物も糖分は多いので、食べすぎには注意してくださいね。

軽く体を動かしてストレスを発散

ウォーキングやストレッチ、マタニティヨガやマタニティスイミングなど、
軽く体を動かすと血行がよくなり、リフレッシュできます。
同時に、しっかり睡眠をとって体を休めることも忘れないようにしてください。

昼寝や仮眠を取る

横になるのも辛い時期ですので、寝起きがすっきりしない日が続くこともあります。
可能であるなら昼寝や仮眠を適度にとって、睡眠不足にならないようにしましょう。
昼間、ぼうっとしてしまうことがあるかもしれません。
集中力が続きそうにないときは、無理をしないで休憩をとるようにしてください。

周りに協力を呼びかける

家族だけでなく職場の人にも、可能であるなら協力を呼びかけましょう。
うつむく作業や立ちっぱなしの仕事などは、代わってもらった方が良いかもしれません。
周囲の人が気付いてくれるのを待つのではなく、丁寧に事情を説明して頼んでみましょう。


気になるときはこまめに受診

妊娠9ヶ月目は、2週間に1度のペースでエコー検査や問診、体重測定などの妊婦検診を受けます。
お腹の張りが続く場合や腹痛・腰痛がひどい場合、なんとなく不安を感じる場合は、2週間に1度と決めずに、こまめに受診してください。
1人で悩みや痛みを抱え込まないようにしましょう。


冷えは禁物

血液量が増えていますので、血行不良になるとすぐに静脈瘤やむくみができてしまいます。
冷房などが直接当たらないように、カーディガンや厚手のソックスなどを常備しておきましょう。
特に腰回りが冷えると、腰痛が悪化することもあります。
マタニティガードルやオーバーパンツなどを利用して、腰回りを冷やさないようにして下さい。


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