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バースダイアリー ~九州バースセンター うばがふところ~

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妊娠中の方向けに、妊娠期間をできるだけ快適に、健康に過ごせるように作成しました。妊娠中だけでなく、出産後も使えるような内容にしましたので参考にされてくださいね。
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#赤ちゃん

はじめに

ごあいさつ院長の齋藤です。 思えば、平成22年、産科医師の減少に伴い赤ちゃんを産む施設がなくなるという社会問題に対して「地域のお産を守るために」という信念に基づき、 「九州バースセンター “うばがふところ”」を立ち上げたことに始まり、 平成29年1月に体外受精、顕微授精、帝王切開も行える齋藤シーサイド・レディースクリニックを開業し、現在では九州バースセンターと共に不妊、不育、出産、産後までトータルにケアできる施設とし発展することができました。 患者様が少しでも安心して治療や

妊娠初期

妊娠の経過とダイアリー★妊娠2ヶ月(4~7週)ママの体に妊娠の兆候が現れるようになり、「もしかして妊娠したかな?」と気づき始める妊娠2ヶ月。 このころの赤ちゃんはまだ「胎児」ではなく、「胎芽(たいが)」と呼ばれる状態で、超音波検査でも小さな点のように見える程度です。 しかし、まだ小さいとはいえ、ママのおなかの中で赤ちゃんの体はどんどん発達していきます。 胎嚢(たいのう)によって妊娠を確認 赤ちゃんが入っている袋のことを胎嚢(たいのう)といいます。 妊娠6週には超音波で心

もうすぐ赤ちゃんに会えます!でもその前に妊娠9ヶ月のママが心掛けること

里帰り出産は妊娠34週までに帰郷しましょう里帰り出産される方は、9ヶ月に入ってから、遅くても妊娠34週までに帰省して下さい。 妊娠10ヶ月になると、妊婦健診は1週に1回になります。 お産入院までに4~5回は健診を受けたいものです。 おりものが増えたら注意を普段よりおりものの量が増えたり、黄色みを帯びたりした時は、 かゆみなどの症状がなくても早めに診察を受けましょう。 細菌性腟症といって、とくに症状のないままに、居候のような細菌が増えていることがあります。 細菌性腟症であって

退院後の事について

赤ちゃんについて体温: 赤ちゃんの平熱は36.5~37.5です。 37.5℃以上の熱が続いてぐったりしている、おっぱいを飲まない嘔吐や下痢をしているときは小児科受診をお勧めします。 着せすぎたり、お部屋が暑かったりはしませんか? 赤ちゃんは、お熱の調節がまだ苦手なので涼しい環境を整えましょう 脱水でも発熱しますので、母乳orミルクをしっかり飲ませてください 嘔吐: お口から少し吐いている場合は心配ありません。 繰り返し嘔吐し、ぐったりしている、いつもと吐き方が違う。