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失うことを選んだ後の世界

今年の1月は精神的に体調が悪かった。

死にたいけど、死ぬのは凄く怖い。
そんなどうしようもなさを発散するために、今まで描いてきた絵や画材を全て捨ててしまった。
友達のLINEアカウントも削除した。

そして私に大きな空白ができた。
その空白を埋めるために、簿記2級と登録販売者の資格勉強を始めた。
どうせなら仕事につながりそうな要素で埋めようと思ったのだ。

幸い暖かくなるにつれ体調は回復していった。今は前ほど希死念慮がない。
他になにか変化があったかといえば、私という人格の退屈さに磨きがかかったことくらいだろう。

友人や趣味を失ったから一層つまらなくなったのか、と聞かれたら、答えはノーである。
私と社会の関係性のピークは高校時代に終わっていて、今はジェットコースターみたいに落下している最中なのだ、きっと。

前の私と、今の私には、その程度の違いしかない。
私にとって大事なものたちは、実はそんなに大事じゃなかったのだろうか?

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