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【コース解説その2】広島湾岸トレイルラン2022(A1からA3まで)

広島湾岸トレイルラン2022のコース解説、前回はスタートからA1までを説明しましたので今回はA1から始めます。前回A1までの解説は下記リンクより。

A1上温品北運動広場からA2緑化センターまで

A1-A2断面図

A1からA2までは10kmあり、小さいピーク(二ヶ城山)と大きいピーク(呉娑々宇山)の二つを越えていきますので、A1ではしっかり水分補充、補給などしてから出発してください。
ではA1出てからを説明します。
まずこの登山口から登っていきます。この入り口付近も不法投棄のゴミが多かったのですが広島湾岸トレイル協議会のみなさんが清掃してくれました。ありがとうございます。

二ヶ城山登山口

先ほどの入り口から二ヶ城山(483m)まで約2km259mアップとなります。上位の方はじわじわと走れるほどの傾斜。サーフェスもしっかりしておりとても進みやすいです。道幅はそこそこあります。まだこのあたりもバラけていない可能性もありますので抜くときは慎重に。

この標識が出てきたら山頂までもうすぐ。

二ヶ城山山頂からは瀬戸内海も望めます。時間に追われていない方は少し景色も楽しんでみてはいかがでしょうか。

二ヶ城山山頂。

二ヶ城山過ぎて少し稜線を進み、下記写真のところから馬木地区という市街地へ降りて行きます。なお、ここはかなりわかりにくい個所になりますのでマーシャル兼務の立哨を立てることとしています。
ここから約1km230mダウンになります。途中鉄塔が出てくるあたりからサーフェスが滑りやすい個所もあるなど危険個所となりますので転倒などにご注意ください。

ここを進行方向右折し降りて行く。

下降してきて竹藪抜けて最後のところ、少し通行には危険な箇所がありますので必ず右側を通行してください。当日はテープなどでわかるようにしておきます。

通行注意
馬木地区に降りてきたところ。前方にこれから向かう呉娑々宇山。

降りきると「温品(ぬくしな)通り」という車の交通量の多い道路に出てきます。人通りも普通にありますので通行の際は通行人に注意してください。セブンイレブンの前の信号を渡ります。信号順守の上渡ってください。なお誘導員はいますが、あくまでも信号順守。

セブンイレブン前の信号。通行人などにも注意ください。

少し進むとまた一つ信号あります。すみません。このあたりは信号にひっかかるものとして通行ください。ちなみにちょうど下記写真右側が都市高速の入り口にもなっています。

信号を渡ったら右奥に進んでいく。

二ヶ城山以降を簡単にまとめたイメージはこんな感じです。

二ヶ城山から馬木市街地のイメージMAP

さて先ほどの都市高速の交差点を過ぎてロードを約700mほど徐々に上がっていきます。そこそこの傾斜なので体調に合わせて歩くなどしてください。途中右折箇所あるので注意し進むと下記写真登山口が出てきます。矢印看板見落とさないように。
ここから山頂まで約2.7km430m程度アップとなります。結構きつい登りとなり、最初の正念場と言っていいかもしれません。

呉娑々宇山への登山口

実はこのルート、大人の事情で変更したルートなんですよね。もともとマイナールートにあたり、自分が行った当初(1月くらいだったかなあ)は倒木もあるし、まだまだレースに使う雰囲気がなかったんですけど、いつも整備いただいている方々や広島湾岸トレイル協議会の活動で、今は立派なルートになりました。ありがとうございます。

なお、先に書いたとおりマイナールート(※)なのであまり踏まれてないことからサーフェスはやわらかめです。そのため反発がないので登りを走り切るにはちょっと足りないかなという感じです。また傾斜も急なか所多いことからマイペースで上がって行くのが一番いいでしょう。まだまだ12km程度の地点、先は長いです。
※通常、呉娑々宇山を目指す場合は水分峡(みくまり峡)、岩屋観音方面から登るので、ここで人に会うことはめったにありません(汗)

途中常設看板などありますが、とにかく「呉娑々宇山(ごさそう山)」を目指しましょう。

だいぶ登り、急な箇所を越え、一度急角度で降りきると下記写真のような林道ロードに出ますので左折です。

ロードに降りたら左折。

20-30mほど進むと右側にガードレールが切れている箇所あります。そこが登山口になりますので矢印、テープなど見落とさないようにお願いします。ここに入ったらもう少しで山頂ですが、ここから少し角度あるのでがんばって登りましょう。

ガードレール入り口

少し進むと180度曲がる箇所あります。ここも立哨立てますので安心してほしいです。まっすぐ行くと先述した水分峡方面で大ロスト発生してしまいますね(汗)

ここは絶対に間違えるなよ!

そしてこの分岐からすぐ、電波塔横を通過すると呉娑々宇山山頂到着です。

呉娑々宇山山頂
呉娑々宇山山頂。左から3人目が筆者。7/2フル試走時。この日は最高気温36-37度。8時30分くらいにここでしたが既にみんな疲れてましたw

山頂過ぎて次は「藤が丸山」を目指す形になります。この下の写真(分岐)までのトレイルが好きなんですよね。少し走れるのがいい。呉娑々宇山過ぎて少しすると左側に展望地があり、広島市内方面やレース終盤の山々も見えたりします。
で、下記写真の場所、まっすぐ行くと大ロスト確定ポイントなので立哨立てます。ここから藤が丸までの区間、少し落石もありますので足元と上も注意いただければ。

ここは絶対に右折!

少し進むと藤ヶ丸山頂。ってレースルートは山頂の少し下のトレイル走るため山頂の前を通過しません。山頂写真マニアの方は一段上がって撮影ください。

藤ヶ丸山頂通過し、A2まで一気に下っていきます。A2までだと1.2kmくらいで240m程度下ります。ここの下り、最初は岩があって踏み場難しい個所あります。また木段もあり、その段差と角度とで腰、膝へのダメージがあります。で、頭に入れておいて欲しいのはA2から先も急下りが待っているということです。こことその先の下りで足を使ってしまうと、もう少し先に待つ木の宗山への登りで痛い目にあうと思います。なのでスピードは出る箇所ではありますが、できるだけダメージ少なく転倒に気を付けて降りましょう。

藤ヶ丸からA2までの下り

A2エイド、右側に駐車場がありますのでそこにテント設置予定。このあとA3まで8kmと短めではありますが、この後急降下して行くのと木ノ宗山の笑ちゃう登りが待っていること、天気が晴れであれば気温が上昇し始めているころなので、水分補充をしっかりして出発してください。

A2緑化センター

A2緑化センターからA3上深川まで

A2-A3断面図

A2を出発すると、緩やかに登りながら三本木山を目指します。写真見てもらうと分かるとおりシダが生えており、気温・湿気高めの場所になります(山陽道くらいまで)。

三本木山へのトレイル

途中鉄塔のところからはこれから向かう白木山などが見え距離感を感じることでしょう。

鉄塔からの展望
三本木山

三本木山のすぐ横から激下り開始です。途中気持ちよく走れる平坦な場所もありますが、ここから山陽道の登山口出口まで1.5km350m程度下っていきます。
最初のところは要注意ポイント。かなり急なのでロープ設置もしていますがなかなか止まってくれません。スピード注意。慎重におりましょう。

三本木山からすぐの急降下場所

また下の画像をよくご覧ください。昔設置した木段の支柱の部分が残っている箇所がところどころあります。まだ明るい時間なので見えると思いますのでひっかかって転ばないようにしてください。

支柱に注意

三本木山から1km弱降りてきたら左に注意。ここの写真箇所で左折します(矢印設置)。

絶対に間違えるなよ

上記ポイントでちゃんと左折してすぐにこんな景色が現れます。湾岸コースで大好きな景色です。そして目の前に次の木の宗山がどーんと現れます。そして気を付けて欲しいのはこの地点を通過したあと。最後の最後に急下りが待っています。ステップもしずらい位置に岩があったりで慎重に降りてください。そのあとちょっとした沢(たぶん濡れない)を渡ってから山陽自動車の側道に出ます。出る際に深い側溝があるのでスピードは落としてくださいね。

目の前には木ノ宗山

山陽自動車道の側道に出たら左折して福田の市街地を目指します。

三本木山への登山口
三本木周辺のまとめ

福田地区を通過していきます。交通量多い個所なので十分注意して通行ください。特に交差点など飛び出さないなど注意し徐行などしてください。

あと、公式でまた正確に発表予定ではありますが、今レースでは3か所のコンビニ利用を認めます。まずはここの「ファミリーマート福田七丁目店」。後述しますが「セブン-イレブン 広島上深川町店」「ローソン 広島大町西三丁目店」となります。
なお、絶対条件があります。買った商品から出るゴミは次のエイドまで自分で運んで捨てる事。店の前で長居しないこと。一般客に配慮すること(8/31時点まだ公式発表できていないので、詳細は後日公式HPでご確認ください。)。今回大会運営側からの申し出に応えていただいた各店舗にご迷惑かからないようにお願いいたします。

あと、コース上にある自販機での購入も認めます。なお絶対に空き缶などはそこで捨てないで次のエイドまで持って行ってください。もし苦情が出るようなことがあれば来年は利用禁止になります。

ファミマ横を通過

この福田地区の市街地では矢印、テープを見落とさないように慎重に進みましょう。

上記写真のところを入った直後からトレイル開始。約1.4km280mアップとなります。この区間、めちゃくちゃきついです。この写真の個所までは木段あるんですけど足腰にきますよ。なので無理に上げ過ぎないようにしましょう。昔、青銅が出たところらしいです。

下記写真で真ん中くらいですが、もっとパンチのあるのがこの先になります。

まだまだ登るよ。しんどかったらちょっと休憩
ご丁寧にありがとう。

先の看板後すぐからこんな感じの登り開始です。3点支持で登らないと無理な箇所もありますので踏み場を選んで登りましょう。とにかく休み休みでいいのでがんばって登ってください。なお、下の人に落石させないように配慮くださいね。

山頂の景色、いろんな方向が見渡せます。しんどかったら景色見ながら休憩して進みましょう。

余裕があればこんな写真もいかがでしょうか?w
下りはじめ

山頂過ぎてから下りに入りますが、最初はとても走りやすい個所なんですが、登山口が近くになるにつれて木ノ宗山の凶暴さが出てきます。実はいつもド緊張で降りて行くため写真がありません。なぜならもう同じ個所で3回も転かたから。下りヘタとはいえ相性悪いんです。
で、いつも転ぶ場所、感じでいうと岩なんですけどつるつるではなくってなんかとげとげ?荒いガタガタのたコンクリートを下るイメージです。行けばわかりますが、とにかく最後の方は慎重に降りることをお勧めします。

トレイル出口

橋を渡り切ったら左にA3設置予定です。

山陽道側道からA3までのイメージ。青丸地域はロストしないように慎重に進みましょう。

今回はA3まで解説しました。次回はA3からA5までを解説予定です。

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