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本屋が気になる「今日の新刊」49冊 — 1/7

本屋「バリューブックス」で編集者として働く飯田の、今日の気になる新刊です。


偉大な作家ヘルマン・ヘッセの自己治癒への道程をまとめながら、創造と精神分析、さらに筆者が追究する癒しという視点で作品分析を…


民族・宗教・政治が複雑に絡み、錯綜する社会の狭間で命をつなぐ人びとの生業に分け入り、行脚をかさねたミャンマー紀行。


豊富な図版と古記録と共にシャーマンの核心に迫る!


世界中の人々をとりこにするバラ。 その完璧な美しさには、歴史的な意義や文化への影響、知られざる生態が。 そんなバラの起源を追って3500万年前まで遡り、貴重な図版140点以上と共に、秘められた役割と魅力を解き明かします。


顕微鏡を覗きながら描かれる、わずか数㎜の虫たちの姿  稀代の標本画家が自らの言葉で自らの仕事を語る、標本画史に残すべき、初の作品集。


『デザインのひきだし』連載「もじモジ探偵団」が待望の書籍化!


地域史の実践と理論、民俗学と共通する問題意識、歴史研究の拠点としての博物館の三つの柱を中心にして、塚本史学の心底に迫る


インスタグラムのフォロワー数は11万人! 通信で行うお菓子教室は全国で大人気です。


和布で作るきちんとして着やすい洋服とバッグの本。


ニエプスによる実験成功から二〇〇年、撮られる世界のほうが撮る人間をよく知っている画像の世紀に、撮るべきものは残っているのか。


バハレーンに残る世界最大の古墳群。今から4000年前、ペルシア湾の海上交易を独占し繁栄を極めた謎の海洋王国の興亡を解明する。


森瑤子、サガン、川端康成、石岡瑛子、モハメド・アリ、内田裕也、太地喜和子……。五木寛之、レジェンド20人の回想録。


コロナ禍が明らかにした驚きの人間関係から、しんどい毎日を楽にする38のヒントをメンタルの達人二人が導き出す。


人工知能(AI)の現状と未来を理論と実践の両面から検証。AIが人間の知能を超える地点とされるシンギュラリティについても議論。


現世での生きづらさ、生命の根源的な孤独。世界的文学『苦海浄土』の著者による、水俣・不知火海の風景の記憶と幻視の光景。朝日新聞に3年にわたり連載された遺作であり、著者最晩年の肉声。解説・上原佳久。


ファシリテーションが要請される時代を私たちはどう読み解けばよいのか。貴重なインタビューと解説、討論から、ファシリテーションがさまざまな現場で求められる社会に迫る。


観光地を問う20章


原生林から生まれるサイエンス、市民研究者が見続けた芦生原生林の20年。


今、ファッションについて何が問われるべきなのか。複雑にからみあったファッションにまつわる事象を芸術学・言語文化・文化人類学・メディア論など多様な視点から学際的に論じる。


「普通の人」である著者がどうやって、社会を変えてきたのか? 涙と笑いの戦いの記録。政治家や官僚でなくてもルールを変えられる!


資産運用の常識を変えた伝説の1冊を最新データに基づき全面リニューアル。全米100万部超えのロングセラー!


「初恋の味」はどこからきたのか? カルピスは、「初恋の味」として知られる国民飲料だ。ルーツは、モンゴル高原で遊牧民に食されていた乳製品。約100年前に三島海雲によって発見された。三島は僧侶にして日本語教師、さらには清朝滅亡で混乱下の大陸を駆け抜けた行商人だ。日本初の乳酸菌飲料を生み出し、健康ブームを起こした。没後、半世紀近く経ち、三島の名は忘れ去られた。会社も変わった。だが、カルピスは今も飲まれ続ける。三島からすれば本望かもしれない。「国利民福」を唱え、会社の利益よりも国民の健康と幸せをひたすら願った。カルピスの聖地・モンゴル高原まで訪ね、規格外の経営者の生涯に迫った傑作人物評伝。<近代文明の危機は、一九七三年よりも恐らく遥かに深まっているのだろう。救いの大きな鍵はきっとモンゴル的なるものにある。三島海雲の伝記と思想は今こそ学ばれねばなるまい>――解説・片山杜秀氏


日本語の起源は古代中国語にあった。古代中国語音とヤマトコトバ音の対応を実例に基づき検証。日本語の古層をめぐる新説を提唱する。


異常気象がほぼ毎年起こったり、伝染病が拡大したり、シロクマが絶滅するかも? そうなる前にわずかな兆候に気づき対策しなければ!


農耕、漁撈、狩猟、儀礼、祖先祭祀、格差、ジェンダー、動物表現、土器――九つのキーワードで、日本の起源を徹底検証する。


他人と深い関係を築けない―相手との距離をとろうとする人間関係のありかたや、「人それぞれ」の社会に隠れた息苦しさを見直す一冊。


日本の集団主義の起源は米づくりにある。日本を熟知するバラカン氏とヨーロッパで活躍する実業家・塚谷氏が日本文化を鋭く分析する。


詩は音楽に恋してる 収録作品は以下の通り。第一章「モーツァルトを聴く人」(1995年/小学館刊)19篇。第二章「絵本・ピアノのすきな王さま」架空の国を舞台にした「音楽」がテーマの傑作絵本(谷川+堀内コンビによる未刊行の作品/初出は、1981年。ヤマハが愛好家向けに配布した「ピアノ小読本」に収録された幻の絵本作品カラー32ページ)第三章「谷川俊太郎・音楽詩選」モーツァルトと音楽をめぐる名詩27篇(うち、二篇書き下し=「急がないモーツァルト」「いい天気」)。


教授による教え子強姦事件は有罪か、無実か 本作は、1973年に青山学院で起きた「教授による女子学生強姦事件」の真相を、元新聞記者である著者が執念をもって追いかけた45年の集大成となるノンフィクション。青山学院法学部・春木猛教授(当時63歳)が、教え子の同大文学部4年生の女子学生へ、3度に亘る強制猥褻・強姦致傷の容疑で逮捕される。春木教授は懲役3年の実刑が確定し、一応の決着とされるが、教授自身は終生「冤罪」を訴え、無念のまま亡くなった――事件当時、新聞記者だった早瀬氏は、事件の裏にある、女子学生の不可解な言動や、学内派閥争い、バブル期の不動産をめぐる動きなど、きな臭いものを感じ、45年かけて地道に取材を続けます。有罪なのか、冤罪なのか、事件だったのか、罠だったのか……。本書は、その取材の記録と、早瀬氏なりの「事件の真相」に迫る作品。小説家の姫野カオルコ氏による文庫解説も必読です。


NHKドラマ「今、ここ」で注目された大学広報。研究者兼大学広報責任者の筆者が、全国データ及び実践例から現状と課題を分析した。


疾風怒濤の潮流が先行していたスイス18世紀文壇の詳細を振り返り、スイスとドイツの文学的・美学的な影響関係を明らかにする。


人類復活をかけて金星に飛ぶ博士、社長秘書との忍法対決、信州信濃の怪異譚…ドタバタが炸裂! 筒井康隆ショートショート・短編集。


電車火災事故と人気作家の妹の焼身自殺。二つの事件を繋ぐ驚愕の秘密とは――。人間の魂の闇が引き起こした地獄を描く傑作短篇集。


女になりたいのではない、「私」でありたい――平成生まれ初の芥川賞作家、鮮烈のデビュー作。第56回文藝賞受賞作。


沖縄で神に取り憑かれた人・カンカカリアの厳しく苦しい体験を、民俗学の権威が実地に取材した新潮社ノンフィクションの初の文庫化。


純喫茶の第一人者、幻の初著者、待望の文庫化!日々純喫茶を訪ねる難波氏が選んだ珠玉のコレクションをバージョンアップしてお届け。


問題を解くための計算法、アルゴリズムに興味はあったけど今まで学ぶチャンスを逃していた…そんなあなたのための本です!アルゴリズムのエッセンスがするっと理解できて一生ものの知識が身につきます。会話とかわいいアクションで動物たちと楽しく学べ、さらに手を動かしてPythonで確認できる、断然お得なアルゴリズム教本、ぜひ手に取ってお読みください。


世界を魅了した「旅の絵本」シリーズ全10冊。10枚の絵がデザインされた美装ケース入り。


卵やソーセージ、ホットケーキを、フライパンで「じゅう じゅう じゅう」。「やけた やけた」。おいしそうな食べ物絵本です。


繊細な筆使いで旅の楽しさを描く「旅の絵本」の10冊目はオランダ。運河や風車、花屋のチューリップなど美しい風景が広がります。


選んだ道を、正解にするために。迷いや不安を払拭し、挑戦を選ぶためには。歩みを止めず、発展を続けるためには。メンバーと共に、組織を成長させるためには。守備範囲を広げ、新しい価値を生み出すためには。夢を描くだけで終わらず、形にするためには。日本の「こころ」を追求する著者が、自分の中に据えるべき羅針盤を探す。


僕が恋したのは美しい80代の女性でした。切ない恋に苦しんでいた大学院生の岡田一心は伝説の女優「鈴さん」との出会いで、本当の優しさに触れた。


はっぱさん、どんぐりさん、いしころさん、ひとりであそんでるあのこも。めとめがあったら、いっしょにあそぼ!


たった「1行」からはじめる文章教室


アート界旬の2人が案内する名画の迷宮


先の見えない時代こそ、歴史を学べ


海上と陸地を自在に行き来する海鳥の、知られざる生態と人間活動との関わり。


征服者が海を越え銀による交易制度が確立、大洋を舞台とするグローバル経済が始動。ヨーロッパでは宗教改革と血脈の王政が荒れ狂う。


自然が生み出してきたもの、ひとが作り出してきたものの多様性を大画面で見せる全12巻シリーズ。別冊(読む本)つき。

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