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本屋が気になる「今日の新刊」6冊 — 1/12

本屋「バリューブックス」で編集者として働く飯田の、今日の気になる新刊です。


徹底した実証から、いま鮮明になる日本統治下の台湾。膨大な活字媒体(書籍・雑誌・新聞・ラジオ・映画・美術・食文化・ファッション等)を博捜。文学研究、歴史学、政治学や経済学など、特定の学問ジャンルを跨いでのアプローチ。詳細な「関連年表」を附載。当時の写真多数掲載。


ほんとうに「随筆」かしら? 思い込みをリセットして読み直し! 記録者という役目を背負い、中宮定子のみやびな宮廷世界を綴らんと必死だった清少納言。 自慢話でも、ひけらかしでもない『枕草子』の真実の姿を探る。 「「随筆」とは一般的に、個人が自分の感じたことを自由な形式で書きつづった散文のことを言うが、『枕草子』を「随筆」だと言った瞬間に、それを書いた清少納言の個人としての発信、つまり「自分アピール」なのだという偏見に結びついてしまう危険性が生じる。」


沢村栄治、輪島功一、高橋尚子、大谷翔平——戦前の日本スポーツの黎明期から現代まで、トップランナーの大躍進の裏側!


誰にでもある「なまけ」の奥深い心理学的探求 現在大学生である,あるいは過去に大学生であった人には少なからず,「なまけ」の経験があるのではないだろうか。「まじめ化」している現代の大学生にも「なまけ」は存在する。「なまけ」という新しい視点から大学生をとらえたことで,これまで光のあたりにくかった中間層大学生の特徴が発見された。 この世界でのらりくらりやっていくときの心構えとして, 「なまけ」は私を助けてくれているような感じもしている。(「あとがき」より)


読売文学賞受賞作『アイルランドモノ語り』から八年、紀行文の名手が起きているものごとに耳を澄ました、好奇心と探究心のたまもの。


秘すれば花のごとく。静かな火花散る駆け引き。あうんの呼吸。極道のレジェンドがリアルに明かす色欲の世界は奥が深い!

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