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noouchi
たとえ芽が出なくても
いつからだろう。素敵な文章に出合った時、感動より先に嫉妬するようになったのは……。著者の年齢、略歴、今何している人なのか。自分と比較するほどに焦りは募る。
「優秀な大学を出ているから」
「有名企業出身者だから」
「特別な経験をしている人だから」
自分との境界線を探して言い訳を並べる。それでいいはずがない。分かっているのに止められない。認めてしまえば、心がポッキリと折れてしまいそうだから。
創作が好きだ。
発信が好きだ。
エッセイも、小説も、ブログも、インスタも、何かを自分で作り出すのが好きだ。時間を忘れて、ご飯を食べるのも忘れて没頭してしまう。
と、同時に「お金にならない創作に時間を使って良いのだろうか?」と心にモヤがかかってしまう。趣味ではなく、仕事にしたいと願ってしまうから。
「自分には才能がなかった。これからは趣味として」と、割り切れたら楽なのかもしれない。
誰かに認めて欲しくて、創作を仕事にしたくて。そんな時は、目に見える『スキ、イイネ』の数に苦しむこともある。
きっとそう。
みんなそう。
幼い頃に出会った、輝く宝石の言葉たち。そんな文章を紡ぐ人になりたくて、誰かの心をそっと包みたくて。必死に光へ手を伸ばす。
芽が出るかな?
創作を続けるのは楽しいだけではないけれど、今日もまた種をまく。この時間が宝物なのかもしれない。
そう優しく言い聞かせて、一番目の「スキ」を自分に贈る。
自分業の種まき不安を発信した昨日。今朝、娘の植えたスイカの種に芽が🌱🍉✨
— 母ちゃん@青空ちくわ(ライター名) (@kyuri_kachan) June 12, 2024
なんか励まされた気分♥️ https://t.co/3Xvf6qY5tH pic.twitter.com/hx81i8AMDm
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