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【逆転裁判1 蘇る逆転】クリア感想

ネタバレ注意

これの「1」⤴

その他もあるよ!


クリア時間

約13時間

ゲーム性

システム

【証拠集めパート】事件現場や関係人物に話を聞いて証言や証拠を集める
【裁判パート】集めた証言、証拠を用いて証言者の矛盾を暴き、裁判で依頼人を無罪に導く

感想

〇両パート共通
証拠や結論に至る導線が丁寧だけど、バレバレではない。脳死で解けるほど簡単ではないが、真剣に向き合うとスムーズに解ける。このバランスが時間を忘れてゲームに没頭してしまう状況を作り出している気がした。

〇証拠集めパート
とりあえず集めた証拠の中には、「これ本当に関係あるの…?」というものも多々あったけれども、意外な形で事件に関わってきており考えた人の脳内を覗きたいという衝動に度々駆られました(笑)

タイパを求めてしまう悲しい現代人の性かなと思ったのが、直接移動できない地点が時々存在することである。もちろん理不尽な移動経路ではなく、実際に成歩堂氏が移動する経路に沿って配置されているのだが、「あ!これは!!!」的なひらめきが走った際にスムーズに移動できなかったことでちょっと熱が冷めた感じになってしまった。大抵あっていたが、たまに(ほんとだよ)間違った推理をしていた時もあったので、「頭冷やせ」というメッセージだったのかもしれない

〇裁判パート
遊んだことがなかった私でも知っている「異議あり!!!」を自分で言える幸せ…異議ありが正しくはまったとき、気持ち良い…

推理小説を読むのは好きだが、トリックを当てたことはあまりない私は、ひたすら揺さぶって、考えてやっとな事もたびたびあったけれど、ここでもちゃんと考えれば丁寧に誘導が敷いてあるため楽しく遊べた。

勝手に脳内で補完して、異議ありして間違った時は「…」という気分でした。

ゲーム内容(ネタバレ有)

.   ∧_∧
   .(-ω-)
  ┏━━━━┓ドン
 _〇 ネタバレ 〇_
/.┗━━━━┛ .\


糸鋸さんのキャラ好き(笑)

1話
チュートリアル。逮捕された証拠がガバすぎて「えぇ…」となった。最後までずーーーーーーーーーーーーっと、「えぇ…」と思っていた私はこのゲームに向いているのかいないのか(笑)

2話
犯人の人が強大な力持ってるアピしてたので、「ほぉ…この人を今後追い詰めていくのか…」と思っていたら、あっさり有罪になっていて草。
そして、検事の方で出てきた人の「でっち上げも辞さない」的な評価の方が伏線になっていたのも、そっちかーいと思った。

3話
逆襲を狙って返り討ちにされたお話。着ぐるみアクターは体力ないとできないと思います(`・ω・´)
ここまでと比較すると難易度も上がって、結構苦戦しました。
ファンが見た不本意なものが、ファンが愛したものを救うのは良い

4話
検事さんの過去に決着をつける(仮)話。色々と犯人は意外と近くにいるものですね。

5話
EDも流れて、レビューを考えていたら唐突に始まった5話。科学捜査という新たな要素を加えてまた異なった角度からのアプローチができたのが面白かった。

「犯罪者を有罪にするためには、捏造も仕方ない」(意訳)と発した姉に対して、科学調査に興味を示す妹。捏造は科学調査によって明らかにされる。その通りに姉の嘘は妹によって明らかにされ、妹に救われた。やっぱり『かがくのちからってすげー!』(違う気がする)

まとめ

証言を基に有罪判決を下そうとする検事
vs
客観的な証拠を提示してそれを覆そうとする弁護士

このゲームの構造はこんな感じだと思う。元は2001年のゲームだが、ネット社会が進んだ今、全人類もう一度このゲームを遊ぶべきではないかと思う。

SNS等でよくある事件(?)として、一方が「A」と主張して同情や共感を誘う。しかし、周辺の人から話を聞くと、新たな事実「B」や同情や共感を得るのが難しくなる情報「A'」などが出てくる。

この逆転裁判というゲームでは、この状況を何度も体験することができる。最初は証言者の言うことを真に受けて考えがちであったが、後半に行くにつれて、すべてが怪しく見えるくらいに発言の一言一句を目を皿のようにしてみるようになった。

SNSでだれもがお気軽に色々と発信できる今、言葉は真実を語ることもあるが、時に隠すこともある。複数人から話を聞きつつ、客観的な証拠を得るまでは一方の言い分に踊らされてはいけないということをゲームを通じて学べた気がする。


ι| |ヽ-゚)チラッ  コレモヒトツノイケンダカラネ  イギマッテマス


素敵なゲーム体験をありがとうございました!

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