過去を積み重ねて成人

成人たちの日。

2020年1月13日、成人の日に
20歳以上の、いわゆる成人が京都に集った。

大人になれなかった成人
成人式を自分で選択した成人
過去のスクールカーストに囚われた成人

それぞれの話をぼんやり聞きながら
わたしは皆が成人だなと羨ましかった。

自分の過去を認められるのは凄い。
さらに人に過去を自分の言葉で
打ち明けられるのは凄い。

いつからかわたしは見返したいという
感情のパワーが強くなった。
強く、怖い、視線を浴びた
勘違いかもしれない過去が
今でも呪縛のようにある。
それは向き合いたくもないし
考えると吐き気がする。今も。
わたしの成人式はあの時よりいいでしょう？
みたいな、祝いというよりも
とにかく、斜めからの参加だった。

そんなことを心のなかでこだまさせ
まわりの皆が心を言葉にしていて凄いと思った。

過去とイマと未来は全部繋がっていて
どこかがぶつ切りではない。
一連の人生に覚悟を決めて
自分の人生に責任を持ち
過去とイマにリスペクトをして未来を選択すること。

そういう合図なんだな、成人は。

わたしはゆっくり成人になっていくよ。

いい日だった。

#成人の日